5.0
アニメ、映画全部観た!
高校時代バンド経験がある私に友達が勧めてくれて、課金しつつ配信されている分は読破した。
楽器、アンプ、エフェクター、シールド…
全て懐かしくて、スタジオの匂いやステージのライトの熱さまで鮮明に思い出してしまった。私達はコンテストに出るレベルではなかったけれど、それでも寝る間も惜しいほど音楽が大好きだった。
私にとっては過ぎ去った遠い昔のことだけれど、ギヴンのメンバーは現在進行形で進化中。眩しくて羨ましくて、4人の恋愛も素敵で、テレビアニメ、映画を一気に観て、さらに劇中歌もダウンロードして毎日聴いている。
音楽においては天才的な彼等も、恋愛には本当に不器用。気持ちを素直に伝えたりすることが苦手で、傷付けあったり。
でも、真冬と立夏は高校生だし、秋彦と雨月は20歳の大学生、春樹だってまだ22歳の若さだから、器用に立ち回れなくて当然と言えば当然なのかも。
真冬は幼なじみの彼氏を突然亡くしてから、周りと馴染めていなかったけど、弦を張り替えて生き返ったギターのように、音楽と出会ってその才能を開花させ、自分の居場所と新しい好きな人を見つける。
実は誰よりも人を良く見ていて、メンバーの気持ちをくみ取るのも早い。一番後から加入して、もうすっかり要の存在。
立夏との恋愛はまだ始まったばかりで可愛いらしいけど、立夏が真冬に言う「おいで」 はいいねー。大好き。
一番せつなかったのは、春樹の恋心を利用して秋彦が春樹を半ば強引に抱いてしまったところ。愛情を確認するはずの行為が、逆に愛情の無いことを確認することになるなんて、辛すぎる。泣きながら夜道を歩く春樹が可哀想で、胸が苦しくなった。
その後、秋彦は雨月と決別して春樹と付き合うことになるけど、このシーンは何度見てもせつない。
秋彦と雨月の別れの場面もせつなかったな。秋彦が語ったバイオリン=雨月、新しい音楽=春樹、私はそう例えたのだと感じたし、だから雨月は別れ話だと理解したし、春樹の存在を認めたから、涙溢れさせて振り向いても秋彦を呼ぶことをせず、「バイバイ」と。
柊のバンドのサポートで忙しい立夏と、淋しさを感じる真冬の恋の行方は?
ギヴンはデビューするの?
早く続きが読みたい!待てない!
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