[小説]宮廷医官の淫らな診療
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あらすじ
ある“病気”を診てもらうため、幼なじみの宮廷医官・デインを訪ねたアデル。「乱れるのも治療の一環だ」胸の頂を舌先で愛撫され、熱い息を漏らしてしまう。こんなことされて本当に治るの?「気持ちいいのは快復している証拠だよ」淫靡な触診に乱されるうちに、悦楽を心待ちにしてしまう。でもデインは私を患者としか見ていない……。切ない気持ちでいたら、彼が抱き締めてきて!?
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お医者さんゴッコに勤しむヒーロー
東洋医術を学んできたと思しきヒーローのお屋敷内は、なんだかシノワズリー な雰囲気を感じさせ、お食事や小道具なんかが、読んでいて想像するのが楽しゅうございました。
なんと言っても、ヒーローが、大変いい男でございます!
申し分の無いはずの出自のヒーローにも関わらず、不当な少年時代の逆境を見事に自分の道を切り拓く糧にして、幼い頃から恋しているヒロインに正々堂々と求婚するべく努力してきた彼に、大切にされるヒロインは羨ましい限り。
ヒーローの、もうちょっと自分の地位を盤石にしてからとか、ヒロイン実家の家業への援助がヒロインへの枷にならないよう曇りなき状況にしてからとか、男としてのプライドが、ヒロインとヒーローの関係をお話の中盤くらいまで微妙にすれ違わせておりますが、その向かった先が「お医者さんゴッコ」なのですから、ニヤニヤしつつ楽しく読ませていただきました。
ヒーローは、ヒロインの病を治療する名目で、再会早々に、淫らなあんなことこんなことをして、堪能いたします。しかしながらその内、ヒロインにお触りするだけで満足できなくなるも、治療と言った手前、ヒロインを自分のものにしているようで、手中におさめられていないことに葛藤しながら、どツボにはまり悶々とするヒーローの図は、なかなか萌えさせていただきました。
かたやヒロインは、医師になったヒーローに病を治療してもらうはずが、いやらしい治療内容に戸惑いつつも、ヒーローの手練手管に歓びを感じてしまい、そこからヒーローへの恋心にようやく気がつけたものの、ヒーローの心の内など知らないため、こちらはこちらで悶々と。
状況に耐え切れなくなったヒロインが、恋心をぶつけてからは一変。甘口なおふたりを楽しませていただきました。
もちろん、ヒーローの医師としての優秀な知識と技術を、宮廷医師として王太子夫妻のためにちゃんと活かしていますので、宮廷医官というタイトルは一応伊達ではありませんでした(笑)
王太子夫妻のための愛のお薬だったり玩具だったりを、機密だからとヒロインでお試し遊ばすヒーロー。あの手この手で生真面目な顔してヒロインにお触りしたい必死さが、微笑ましゅうございました(//∇//)
ヒロインの「眠り病」のことだけは、結局そういうことだったの?と、少しもやもやしましたが、良いお出会いでございました。by おだいどこ- 3
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