3.0
前科という響き
前科という響きとは打って変わって、描写がすごく緩やかで穏やかな空気で話が進んでいくのがなんとなく心地よく感じます。
主人公が保護している前科者と、この後どうやって向き合っていくのか気になります。
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前科という響きとは打って変わって、描写がすごく緩やかで穏やかな空気で話が進んでいくのがなんとなく心地よく感じます。
主人公が保護している前科者と、この後どうやって向き合っていくのか気になります。
絵もお話も、文句なしに面白い!リアルなので、ドラマで見ても面白いかもしれない。1話目からすぐ引き込まれて飽きさせない話の作りが素晴らしいと思った。
刑事ドラマでたまに「保護司」の人が出てくるけど、よく考えたら具体的にどういう事をするのか知らない。ボランティアだという事も知らなかった。
保護司なんていう仕事があるとは知らなかった。それもボランティアなんだな。色んな前科者がいて、それに至る背景は皆んなバラバラで。切なくなる話。
重いはなしですが、絵に力があって、読んでしまいます。まっすぐです、てか、まっすぐ話であろうと、奮闘してるところが真っ直ぐかな。
試し読みの数ページが知らないことや、どうなるの?ってとこばかりだったので読みたいなと思っちゃいました。
『保護司』というものがあると初めてこの漫画で知りました。全部読んでなくハッキリ内容掴めてませんが、共感してしまう言葉がちょいちょい登場するのでメモに残しておきたい衝動にかられます。
まず、元受刑者の造形がいい。
この漫画は、不運にも犯罪者になってしまった善人と、その社会復帰を支える保護司の人情物語、ではない。
元受刑者は、極悪人ではないにせよ、読者が全面的に同情できるような悲劇のヒーローでもない。
微妙だ。
気の毒ではあるが、正直、「そんなザマやから犯罪者になんねん」と言いたくなる面もあり、その微妙さが、罪と、それを許すことの難しさや複雑さを、私たちに問いかける。
また、この漫画で、保護司は無償なのだと知り、愕然とした。
はっきり言って、私なんか、百万回生まれ変わっても、そんな仕事を無償ではやらない。
そんな大切な仕事がボランティアに依存しているとは、知識もない中での感情論で申し訳ないが、国家のシステムとしてトチ狂っているとしか思えない。
ただ、主人公の「無償なのにやる、ではなく、無償だからやる」のだ、という主張には、ハッとした。
読んだところまで(13話)ではまだ明らかになっていないが、この主人公自身もおそらく、何かの罪を抱えているのではなかろうか。
それが、社会的に裁かれる罪かどうかは別にして。
「無償なのに」ではなく、「無償だから」。
そういう生き方も、あるいは、償い方も、あるのだろう。
繰り返し、私は百万回生まれ変わっても、そんな生き方は出来そうにないのだけれど。
絵はそんなに悪くないので抵抗ない人は多いと思いますが
内容が内容だからダメな人はダメかも…
でも、保護観察処分を受けた方の心理や動向が
結構リアルに描かれているので
人生の糧になるマンガの一つだと思います。
保護司という職業がある事を初めて知りました。前科者を取り巻く人間模様が面白くて、人情があって良いです。男性向けの漫画かもしれませんが、女性が読んでも十分面白いと思います。