みんなのレビューと感想「秘密 -トップ・シークレット-」（ネタバレ非表示）（2ページ目）

表紙のイメージとは異なる内容

4月5日まで28話無料とあったので、1話〜28話と42話を読みました。

読み易いし面白いです。

もし、表紙が主人公ではなくて、配色による色覚や視覚のマジックと言いますか誤判断と言いますか脳の混乱を誤解誤判断を招くような色と構図を配置したもの（背景の色が2色で中心にマキさんではなく脳のイラストとか）だったら、
「これは何の話だろう？」読んでみようかな？となり、ぱっと見で「なんだ少女漫画か」と勘違いされることも無かったのではないかなぁとも思いました。

後半、大変なことになります

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前半はいろんな事件が起こりそれを解決していく形ですが、後半、悲しすぎる事件が起こります…読むのが辛いほど。しかも敵のレベルが桁違い。しかしながら馬鹿馬鹿しい展開ではなく、本当にありえそうな話なので、先生の力量がハンパないことがよくわかります。
兎にも角にも、薪さんが素敵すぎます。グロい描写も恐ろしい事件も薪さんの存在感、美しさで薄まっていると思えるほど。まあ現実にはいませんけどね…笑

何度も読んでるうちに感じ方が変化

まず惹かれたのは絵の美しさでした。すごく好きな絵で読み始めましたが、なかなかにグロいシーンもあったりして読んだ後に気持ちが沈んでしまうことも..でももう一度読むとこの漫画が描いてるものは「人」なんだと思いました。人の悲しさや辛さ、愛情など胸が締め付けられるくらい切なくなることもあります。あと、伏線がすがくて、あとになってびっくりすることも多々。作者さんの頭の良さにいつも驚かされます。

最高

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本を持っています。途中から買わなくなっていて電子で読めてよかったです。
最初は第九の始まりみたいなエピローグ的なお話ですが、その後第九での事件捜査が色々と凄いです。
薪さんカッコいいです。青木くんも段々と鈴木さんに似てきたり、薪さんとバディ的になってきたり第九の同僚たちも良い感じです。
やっぱり1番キタのは絹子の事件です。
父親のせいで男が憎いかも知れないけど、最悪だなと思いました。第九への挑発も凄いし。どのお話もずっしりと重く読後がきます。不条理を感じながら色々と考えたりするお話なので読み応えあります。

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以前、紙のレンタルで途中まで読みました。
なかなかショッキングな内容で、好みが別れそうですが絵が綺麗なので、視覚的にはついていけると思います。
いろんなケースがでてきましたが、感慨深いものがあります。
父が見る娘の姿に、愛情のフィルターがかかっていたのは素敵なエピソードだなと思いましたが、秘めた想いが死後他人の知るところになってしまうのは、なんとも言えないものがあります…。1作めの主人公がラストで母のもとから去るのがかわいそう…。
後、愛犬がキーになったお話では、飼い主と犬との愛情に泣かされたのを覚えています。
ポイントがたまったら、もう一度、はじめから、読みなおし、今度は最後まで読破したいと思います。

面白い！ですが・・

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初投稿
とても面白い作品でしたので。

前半～中盤は引き込まれました。
死んだ人の脳からの映像による事件捜査
凶悪な事件を通して命を扱う各人の心理的葛藤のバランスが絶妙
素晴らしいと思います。

反面、終盤に差し掛かってからラストまでグダグダ感が否めない。
個人的にはですが
心理描写の繰り返しが多すぎて
事件も身近なものから遠くなり
キャラの魅力だけが全面に出る様になって
入り込めなくなってしまった。
雑な感じがしてしまって少しだけ残念です。

前半～中盤は星5つ、後半は星3つ、総合して星4つにしました。

決して暴かれたくない秘密

作者買いです
亡くなった人の脳があれば その人が見ていた画像を過去5年分見ることが可能になった世界
一見冷徹無比で美少年ビジュアル薪さんの能力の高さと深い愛情に惚れ惚れします
殉職したかつての相棒によく似た青木が脳MRI捜査の『第九』に配属されストーリーが始まります
ただの刑事物より断然面白い
原作を改変した実写映画は散々で 忠実に作り直して欲しいくらい残念でした

最新の脳科学では、人が何を考えているかを、脳に多数の電極を通すことでぼんやりと再現できるようになってきているとか。果物について考えているのか、動物について考えているのか、くらいまで。
そのうちこの作品で描かれていることも現実になるかもしれないですね。

SFながら、緻密かつ繊細な描写でストーリーに現実感をもたせている清水先生の力量はさすが。ぐいぐい引き込まれます。

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この作家さんは絵が抜群に繊細で美しいのが特徴ですが、ストーリーの独創性と緻密さも特筆すべき魅力だと思います。こんなストーリーどうして思いつけるのだろう？それこそ脳内を覗いてみたいと思ってしまいます。この作品のメインテーマ、脳内の映像を視覚化する技術、現実でもそのうち可能になるのでは？愛する人が何を見ていたのか、何を考えていたのか知りたい思いはありますが、知りたくない事も漏れなくついてきちゃいますよね。ある意味ホラーです。

清水さんの絵はやはりとても好きです。いつもどの場面も繊細で美しい描写。他にない唯一無二。ストーリーも本当に独創的ですね。内容的に苦手な人もいると思えますが、人の奥底の考えや人間関係などすごく深いところを描写されていると感じます。展開も予測できず、ちょっと苦しく辛く感じてしまう薪さんの言葉にも涙がでてきます。
この美しいイラストと描写があってこそ成り立つストーリーだとかんじます。