みんなのレビューと感想「きみは僕の嘘」（ネタバレ非表示）

切なくて最後はホッとします

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親の再婚によって兄弟になった光基と侑李。
光基はかなり早い段階で、弟である侑李に恋愛感情を持ち、
寝ている侑李にキスをしようとしてたところを、義姉であるミユキに見られてしまい、
自分の想いを押し殺そうと必死になる。

ある日、体の関係（どちらもネコのため決定的な物は無さそう）のある友人が光基にキスしてるところを
偶然見てしまう侑李。
自分の中にある義兄への想いが爆発し、もう抑えきれないところまで来てしまって告白。
本来であれば嬉しいはずだが、家族という場所を壊したくない光基はそこから逃げるしか方法が無かった。

そんな時、10年前突然出て行った世界的にも有名になりつつある写真家の父が光基の大学で個展を開くことになり、
光基は父に誘われスタッフとしてそこに泊まり込むことになり、家に帰らなくなる。

義父の個展を知るもそこに想いを寄せる光基が居るということを知らずに侑李は過ごす。
その中で志望していた大学に見事合格する。

一方光基は周りの期待を裏切り、就職をしようとしていたが、父の個展を手伝い、その作品に触れることで
自分の中にある写真への情熱に目を瞑れなくなり、父と一緒に世界を回り自分も写真家として生きていこう決意する。

個展のレセプションの日、会場に侑李がやってくる。
それを見つけた光基はもう自分の気持ちを誤魔化すことをやめ、侑李に自分も好きだということを言う。
侑李は自分がしっかり生きていい男に成長したら光基を支えていきたい、自分が光基の帰る場所だと家族だと告げる。

３年後、二人は自分たちの想いを通しお互いを求め合い、身体を重ねる。

このお話はよくある義兄弟のBLだけど、ストーリーが簡潔で尚且つ繊細な感じがして読み応えがあった。
特に光基の想いの動きが細かく描かれていて、読んでいて何度か胸を締め付けられる気にもなった。
侑李に向けられない想いを友人で代用してた場面で、このくらいは許してほしい
みたいなことが書かれているが、その時の光基の表情がとても切なくて遣る瀬無かった。

絵も綺麗で全てに於いて細かく書かれている訳ではないが、私には結構な頻度で表情から垣間見えるそれぞれのキャラクターの性格だったり、感情だったりが読めるような気がした。
其のたびに心が痛かったり嬉しかったりして楽しめた。

二人の愛の場面やその後の様子があったらもっと良かったと思った。

大切な✨

家族を主にした内容で、心の描写を描いてる作品です‼️破天荒で才能豊かな実父、懐の深い義母！優しい姉、愛しい義弟♥️主人公の光基の心情と侑李との愛❤️エロさはほぼ無いです💦

よかった

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義理の兄弟になった弟に思いを寄せている兄が家族や弟のために進路だったり、思いを隠し通そうとするのが、本当に切なくて、見ていて辛かったです。弟もやっと兄への思いを自覚して一直線に進もうとしますが、断ち切ろうとする兄によって、遠回りしてしまいますが、最後はハッピーエンドなので、よかったです。

他の漫画サイトで読んだのですが、とても穏やかできれいな作品でした。
たまにきれい過ぎて物足りないくらい。

家族がみんないい人で、ちゃんと自分の生き方を心得ていて、それははたから見るとちょっとおかしな家族像かもしれないけれど、自由で、同時に独特のルールや秩序に守られていて、それがこの作品をこんなにも穏やかなものにしているように思いました。

こんな生き方をしたいなあと思わせてくれる佳作。たまに展開が早かったり荒削りだなあと思う部分もありましたが、この作者さんの他の作品も読んでみたくなりました。

物足りないかなー

絵や設定はいいんですが……
なんだろー
……足りない気がしました。
(エロはありません。)
ちょっと中途半端かなーっと
残念です…

爽やか！

義理の兄弟で好き合って、お互いソレがいけない事と誤魔化して。周りの理解者たちが素晴らしいです。そのおかげでいけない事ではなくなり、それでもただ流されるだけでなくお互いに高め合う場所に行き帰ってくる関係。素晴らしいです。とても爽やかでこの2人の明るい未来が読みたいです。

兄弟って

兄弟もの好きなので
見たのが最初でストーリーもいいし
二人の不器用かげんがまた切ないけど
好きって気持ちが伝わってきて
良かったです!

めっちゃ泣いた

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義兄弟の作品自体がとても好きですが、この作品は葛藤が凄く臨場感あって引き込まれました。
こんなに泣けるお話久々に読んだので心が洗われました。

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切ないけどホッとした気持ちにもなるお話でした。考え込んですれ違ったりもするけど結局結ばれて良かった〜
えっちもちゃんとあってキュンキュンしました！

悩んだ分だけ幸せに

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親同士の再婚で義兄弟になった光基と侑李。
家族という形を壊さない為に弟への気持ちをずっと隠している光基だったが次第に切なさが募っていく。
弟への想いを忘れる為に友達以上恋人未満のツレとの関係(互いにネコなのでスキンシップのみ)を続けているが
偶然、キスしているところを侑李に見られてしまう。
キスを見たことで激昂する侑李もまた
自身の中の兄に対する気持ちが何なのか明確に理解するに至る。
弟への気持ちをごまかし家を出ようとする光基。
いつも自身の気持ちは後回しで周囲を優先してしまう彼が雁字搦めに見えて胸が痛い。
いつか居なくなってしまいそうな危うさや
憂いを帯びた表情が未だ大学生とは思えないほどに大人びていて心配になる。
再婚して程なく蒸発した父(世界的写真家)のことで家族に引け目を感じてたり
弟への想いも進路のことも色々なことを抱え込んで何もかも自己完結しようとする性格が、いつか彼を壊してしまわないか もどかしくなるのです。
家族であることを保ちながら、周囲のことを思うからこそなんだけど
それが彼を生き難くしていることを周囲の温かい人たちは心配していて
もっと自由に生きてもいいんだと理解を得た時から兄弟の関係も変わって行きます。
悩み苦しみながらも、みんなが良い方向へ進めた感じに安堵しました。

想いが通じ合ってからのシーンがもっと見たい気はしましたが
兄弟の成長も垣間見れて良かったです。