【ネタバレあり】[小説]冷酷王の最愛の姫君 不器用な献身のレビューと感想(2ページ目)
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一筋に愛されてます
姫様の出生の謎。
切り札を上手く切っていく展開。
数人しか核心を知らず、もどかしい所もありますが、小気味良いどんでん返し構成です。
主従が逆転、ちょっと乱暴なシーンや色んなシチュエーションが楽しめます。特に、廊下で致し、ベッドへ伴われる一節が、気持ちもようやく繋がる大切なシーンで、激しく、艶めかしく、愛が溢れてます。
積年の思惑もあったのかもしれない。でも、執念、愛あればこその王太子の献身です。女冥利につきる感じ。
ラストはハッピーエンド。少し冗長かな。星を一つ減らしたのは、兄者の自滅っぷりがややご都合主義的呆気なさだったのと、一国の王太子が即位もせず、長い間国を離れていた状況が無理があるようで、どうもひっかかったためです。
と、なんやかんやと言いつ、ラブラブな二人を楽しめます。by ミルクウエイ- 1
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4.0
作者様の他作品にあるヴァジレウスのお話です。
他作品とは、直接的な繋がりはありません。
正義と悪がはっきりしていて、その分展開がある程度予測できてしまいますが、曖昧な部分がないのですっきり読めました。
ヒーローとヒロインの関係に、典型的なすれ違いからくるこじれなどもなく、もやもやする部分もありませんでした。
ヒロインの性格が、大人しく清廉で守られるだけのお姫様ではなく、気が強くしっかりした部分に好感が持てました。
ヒロインを守り続けてきたヒーローは、その一途さと忍耐力が凄いなと思いました。by うにーる- 4
4.0