5.0
幸せな気持ちになれます。
よくある、大きな事件が起こって運命の波を浮き沈み…なんてお話ではないのに面白く読めました。
童貞ゲイの亮は二丁目で助けてくれたもろ好みのイケメンに一目惚れ。
酔っていたこともありナンパして初体験してしまいます。
亮と相手の礼一郎と両方の目線からお話が進んでいくので、最初から両想いの二人の気持ちを知れて微笑ましくもあり歯痒くもあり。
とにかく亮の天然ぶりがあざとらしくなく可愛い。
隣りの部屋に住む?地縛霊(と本人は思い込んでいる)に「霊くん」なんて名付けて懐いてしまったり、アパートの管理会社の社長である礼一郎と二丁目のイケメンと霊くんが同一人物だと気が付かなかったり。
ひとりエッチのお道具にアランやトーマスなんて名前を付けてたのには吹いてしまいました。
礼一郎も基本ワイルドなのに、とにかく亮にベタ惚れだったり、従業員で兄貴分の江藤さんにやり込められたりとそのギャップが良い。
エッチの時のオラオラ感も◎。
悪い奴や嫌な人が出ることもなく終始むふむふと幸せな気分で楽しめました。
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