4.0
暴力団とは違う、ギャングの世界
悪の巣窟エルガストルムという架空の犯罪都市が舞台です。
暴力団とは違う、ギャングみたいな世界です。
薬害の犠牲者の子孫から生まれる「黄昏種」という、常人とかけ離れた身体能力を持つ(代償として短命、身体的欠損有り)人間たちが、物語の基軸にあって、彼らは憎まれ差別され「黄昏狩り」として大量に殺されたりしています。
「黄昏種」に関わる事柄や、警察がマフィアと通じているような描写、また、主人公の三人はそれぞれ悲惨な過去があるようですが、作品の中での説明が分かりにくくて、もどかしく、私はネットで調べて漸く話の内容が理解できた次第です。
「黄昏種」の歴史や、特殊な薬を服用しなければ生きていけない生態や、街を牛耳る四大マフィア、街と外の世界との関係など、独特な世界観が細かい所まできちんと設定されて描かれていて、大変魅力を感じますが、
流血も体を売る事も当たり前の事として描かれ、かなり凄惨な場面もあり、私としては、ちょっとキツイと思う面もありました。
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