【ネタバレあり】幸色のワンルームのレビューと感想

怖い！

幸が無邪気な感じしてるけど死ぬ覚悟ができてるのが怖い
あとお兄さんよりも一枚上手？というか計り知れないのがね

面白かった。でもハルのまさかの結末にショックで、先を読む手が止まってしまいました。たとえこの先ハルと幸が別々の道を選んだとしても、ハルには生きていてほしかった。

奥が深いです。お兄さんと幸ちゃんの過去の辛さや苦しい心情、これからへの希望お互いへの願望などとても丁寧に描かれていてこの2人がどうなっていくのか目が離せませんでした。

警察は法に従わせる職業で本当の意味で事件を解決することができないとか、生きることは目的じゃなく手段だという言葉に惹かれた。虐待の描写は胸が痛くなるところもあるけど、お兄さんや幸、松葉瀬、八代、さらには幸の母親等それぞれの家庭問題が描写されていて、それぞれの辛さなどが伝わる

色々考えさせられる話。生きることが目的じゃなくて手段って言葉が特に響いた。死ぬまでに一度は読んでもらいたい。

ネタバレレビューでお兄さんの最後知ってたけど、それでも全話購入して読むほどはまった作品です。遺棄され無戸籍のお兄さん、親に虐待されトラウマで刑事を辞めた探偵、ストーカーに生きる望みを託した八方ふさがりの女子高生、違法なアプローチでも救いを求めてしまう現代社会の暗部をすばらしいドラマにしてると思います。

マスクの謎が気になる

ストックホルム症候群？と思ったけど、そうでもなさそう。
お兄さんがマスク着けてるの、歯が酷いのかな。
育った環境を考えると医者にかかったことが無いかもな。

ストーカーにゆうかいされた少女が、実は親に虐待、学校で生徒からいじめ、先生からセクハラされてて、ゆうかい犯に初めて生きることを教えてもらう、という社会問題満載の話です。だから漢字で書けない。。。引き込まれました。

悲しい人生

サチとハルのハッピーエンドを願ったけれど叶わなかった。ハルは無戸籍で犯罪者だけどサチの人生を取り戻してくれた。サチが写真家で成功したのがハルの生きたあかし。あまりにも短くて悲しい。

許されないはずなのにお互いが救われる2人の生活が切なく、壊れないでほしいと思わせるストーリーです。そしてマスク青年のイケメン具合が気になる…