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大人になれない親たち
結局、精神的に大人として自立していないから、ママ友とつるみたがったり依存したり嫉妬したり揉めたりしてしまう。主人公も(仲良くなるには自己開示もある程度必要とはいえ、)大して親しくもないママ友に色々話しすぎたし、近寄りすぎたのが、そもそもの間違い。
また、ママ友なんて一時の仲で、子どもあってこその仲だから、というのはよく聞くが、子ども同士が同学年というのも人と人が知り合うきっかけには違いないので、出会い方だけで付き合いを遠ざけるのも狭量だと思う。
いい大人同士、分をわきまえていれば、程良い距離感からお付き合いを始めて、仲良くなればそれは幸運。ママ友という言い方に惑わされて、ただの保護者同士であるスタートを見誤り、すっかり友達気分になる幼稚さが問題を招く。こういう揉め事が実際あちこちであるのかと思うと、「ママ」である人たちのレベルが知られて、うんざりした気分になる。
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