4.0
大人はわかってくれない
ヤマシタトモコさんワールド!普通でいたいのにまず一番身近な人たちに誤解される→内向的になる→達の悪い友達の話のネタにされる→怖いと思っていた事が現実になる?なったのかな…直接の描写はなかったけど…失踪したって事は。。気付きつつも行動には移さない大人達。
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ヤマシタトモコさんワールド!普通でいたいのにまず一番身近な人たちに誤解される→内向的になる→達の悪い友達の話のネタにされる→怖いと思っていた事が現実になる?なったのかな…直接の描写はなかったけど…失踪したって事は。。気付きつつも行動には移さない大人達。
主人公のひばりに誰も寄り添ってくれないのだろうか。
作品中には、もちろん、全ての解説が書かれているわけではないので、読み手がどう受け取るかに委ねられているところがあります。気持ちのいいお話ではありませんが、文学のように何度か読んで初めてわかるというところもあります。落ち着いてじっくり読むといいです。
言葉少ななので分かりやすくはないけれど、女子高生のモヤモヤした感じとか大人になっても何やってもうまくいかない感じとか、よく表れてて深いなぁという印象です。
今のワタシには共感が出来ないストーリー構成です。ヤマシタ先生の漫画は、独特の世界観ですよね。クライマックスは、ハッピーエンド?ではないのかな…
ひばりという少女を介して、人の心が色んな角度で描かれていく。
誰もが自分の主観から逃れられず、自分のフィルターを通して見たい世界を見ている。
そして、そのどれもが本人にとっては真実である。
「藪の中」という小説を思い出しました。
淡々とした語りですが、内容はすごくダークな感じがします。
何気ない一言や興味本位の言葉で彼女を傷付けてるんだな…
ラストが気になります!
作者さんで選んで読みましたが、相変わらず素晴らしい。。。世界観も絵もヤマシタトモコさんだから描けるもの。
スッキリする内容ではないのですが、変わらず楽しめました。
いろいろな人の視線から、同じ時間軸の日常が語られ、主観を信じすぎることのある種の怖さを感じました…。
特に、ひばりちゃんは、意図していない中で、多くの人に「女」を意識されてしまい、本当に心配。どうにか明るい方に行って欲しいです。
実写で居たらどんな子なんだろう?と自分の思春期時代の友人を思い出しますが、独特でなんだか見つけられない。無自覚な大人にいほいろ傷つけられるひばりちゃん、その後どんな未来が待ってるのだろう。
ひばりという女子中学生を軸に、周りの人間たちの内面がモノローグで綴られていきます。
嫌でも目立ってしまう彼女のことを、皆が気にしている。ある者は悪意をもって、ある者は嫉妬をもって、ある人は下心をもって、ある者は興味を持って。
ひばり自身含めて、一歩踏み出して、内面を声に出せば何かが変わるかもしれないものの、その一歩を自分可愛さや諦念やプライドやコンプレックスが邪魔をする……リアルすぎて身を切られるようなじれったさで、終盤まで読みました。
ひばりと関わるのが自分だったらどうするか、というのを考えさせられます。