4.0
萩尾作品にしてはかなり色っぽい
歴史がわかるという意味でも面白いと思う
絵は相変わらず美しい。当時の社会の性的乱れというか習慣が、こんな感じだったのかもしれない
ただの薄っぺらい恋愛物やご都合主義のマンガ的流れは一切ない。
読み込めばもっと奥がありそうです
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歴史がわかるという意味でも面白いと思う
絵は相変わらず美しい。当時の社会の性的乱れというか習慣が、こんな感じだったのかもしれない
ただの薄っぺらい恋愛物やご都合主義のマンガ的流れは一切ない。
読み込めばもっと奥がありそうです
すごくストーリーが練られていて面白かったです。
ちょっと残念なのが、ドレス。もうちょっと細かく描いてほしかったです。顔の綺麗さに比べて簡略化されたドレスが残念でした。。
絵も美しく、お話もしっかりしていて流石の萩尾望都先生作品です。時代的な作品、好きです。
どんな展開になるのかわからないけど、運命に翻弄されていく様子が、ドキドキハラハラで引き込まれます。
表紙の絵がとっても華やかでキレイだったので、少し読んでみましたが、時代が違うので入り込みにくかったです。
内容がてんこもりで登場人物が多くて、日に日に登場人物が老けていく。
じっくり丁寧に何度も読まないと、ついていけなくなります。
本当に実在した王妃マルゴのお話をまんがにしています。もともと絵がきれいで耽美なものを描くのが上手なのでおもしろいです。
わがままでかわいすぎるマルゴが成長してからの流転の人生に目が離せません。高校時代に世界史で『聖バルテルミ』を習いましたが、リアルに描かれていて、生臭さを感じるくらいでした。マルゴは、あんまり幸せにならない予感ですが、ガンバってほしいなぁ。宗教闘争の苛烈の極みですね。
さすがの萩尾望都です。
入り組んだ難しい時代背景をわかりやすく噛み砕き、しかもドラマチックに仕上げる力量は、すごいとしか言いようがありません。
マルゴの乙女らしい夢が無残に打ち砕かれ、望まない結婚の果ての多くの死。
それさえなければ、アンリ四世と幸せな関係を築けたかもしれないのに。
歴史に飲み込まれていくマルゴの行く末を知っているだけに、感無量です。
自分の中ではフランス史の中で一番好きな時代。
ヴァロワ朝断絶寸前を彩る美男美女の兄妹の愛憎劇と、周囲の人間模様。複雑に絡まる当時の宗教問題など、分かりやすく描写してくれていますが、それ故に登場人物の内面まで描き切れていないようで、アンリ三世なんかお馬鹿なお子ちゃまみたいになってしまっているのは残念。
ベテラン作家さんならではの物語の展開の巧みさには感心しました。
王女マルゴがとても人間的に描かれていて、クスッと笑ってしまうときがあります。
鼻息を荒くしてたりとか。