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古き良き時代の食卓のお話って感じです。
昭和の時代はまだご近所付き合いがあって、こんな風に食べ物を分け合いながら助け合って生きていたんですよね。
昭和後期産まれで幼い頃団地住まいだった私は、気軽に近所の家に遊びに行ったりしてたなぁ..
便利な世の中になったけど、この時代への憧れもあります。
あとあ母ちゃんはもちろん、お父ちゃんが優しくて素敵です!
こんな家族の元で伸び伸びと育ったら、素直で優しい子に育ちそうですね。
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古き良き時代の食卓のお話って感じです。
昭和の時代はまだご近所付き合いがあって、こんな風に食べ物を分け合いながら助け合って生きていたんですよね。
昭和後期産まれで幼い頃団地住まいだった私は、気軽に近所の家に遊びに行ったりしてたなぁ..
便利な世の中になったけど、この時代への憧れもあります。
あとあ母ちゃんはもちろん、お父ちゃんが優しくて素敵です!
こんな家族の元で伸び伸びと育ったら、素直で優しい子に育ちそうですね。
昔、母が新しい献立を何処かで聞いてきて作ってくれた時のワクワクを思い出しました。失敗も食材を無駄にせず美味しい成功に仕上げちゃうエピソードや、御近所でレシピを教えてもらってチャレンジするお母さんとお父さんの姿に、家族の食への愛情が溢れています。
コンビニもファミレスも無かった時代の食の愉しみが丁寧に描かれていて、ほのぼのうるりと心が温かくなります。
買い物カゴも懐かしく、大好きだった祖母の家にお盆に行くと「これ好きだろ」と重たい牛乳を買って待っていてくれた事を思い出しました。
しーちゃん家の乾物屋さんに買い物カゴを下げてお買い物に行ってみたかったな。
洗濯機は一般的ではなく、冷凍食品もなく、おそらく掃除機もなく箒で掃除していて、家事が重労働だった時代。
お母さんたちは、家族のためにいつも立ちっぱなしだったのですね(タライの洗濯ではしゃがんでいましたが)。
しーちゃんのごちそうは、単に美味しかったよという記憶だけではなく、全て誰かとの思い出が伴っています。
大半は家族なのですが、ご近所さんたちとの心の近さも描かれていて、古き良き昭和の時代ってこんなんだったんだなぁと、あったかい気持になります。
昔は何もかも、当たり前にうちで作ってたし、お母さんは作れたものだったのに、私は何も出来ない。どれもこれもすごいなぁと思ってしまう。
不便さが能力を高めて、便利さが不精で無能を促進するのだなと思った。
今はなんでもスーパーとかですぐ手に入るけれど、“希少で上等な”ホンモノをよく知らずに過ごしている。
羨ましい反面、そんな生活には今更戻れないなあと思ってしまいます。
昭和の古き良き時代の話です。
母より少し上の世代の話だと思いますが、日本にもこんなに温かくて、優しい時代があったのだと、懐かしい気分になります。
町の人みんなで、子供たちの成長を見守り育てる、人の人情の温かさにこの作品を通して触れ合え、温かい気持ちで毎話読むことができます。
意地悪する人もいない、何か物語に急展開がある訳でもないけれど、平成・令和の冷たい今を生きる私にとっては優しさや日常の明るさが、羨ましさで溢れる作品です。
牛丼で驚いたり、秋刀魚が安いこと、イワシをお家で干すこと、しーちゃんの生きるその全てが愛おしい作品です。
オムニバス形式なので、とても読みやすいです。
とにかく懐かしい!読みながら懐かしくて、笑ったり涙が出たり。ただ、しーちゃんは一人っ子で食べ物やさん。うちも商人だったけど、私は五人兄弟。生存競争激しくて、親は忙しくて、しーちゃんの家のようにこんなご馳走は無かった。味噌汁の卵もおばあちゃんだけ。母がよく、「三っつや四っつの子が自分は食べれないのに、おばあちゃんに卵入りの味噌汁をよそっているのを見ると涙が出た」と私が大人になってから、よく話してた。そんなみんなが貧しい時代だったからこそ、心が豊かだった気がする。
私も朝早くからパートで働いている母に文句を言った記憶があります。
当時、平日は給食が出ていて土曜日の部活動に出るためにお弁当を作って貰ったのに、蓋を開けると見事に茶色。もっと彩りが良いお弁当にして!と訴えましたよ。
その後、お弁当は赤、黄、緑と茶色一色ではなくなりました。
お母さん、忙しい中ありがとう。感謝です。
子供時代の記憶が蘇りました。
そんな、なつかしい気持ちになります。
なんだろう…昭和生まれだけど、この時代に生まれてたわけじゃないけど、凄く懐かしく感じました。今では当たり前のような食事だけど、それがしーちゃんにとってはご馳走。でも、美味しそうなんです。味噌汁に卵落とすとか、卵入るだけでご馳走になっちゃうんです!銭湯かえりの焼き鳥とか、屋台の焼きそばとか、外食じゃなくてちょっとした事が幸せ。両親は年がいってからしーちゃん生まれたから、とても可愛がっているのもよくわかります。どの話も温かく懐かしくて面白いです。
お試し読みですが、イラストのタッチはもちろん、1話読み終わった後にほっこりとしたなんともあたたかい気持ちになれます。
時代背景や当時の食生活など、新鮮な部分もありますが、何より登場するキャラクターとても優しく思いやりに溢れた雰囲気が何より大好きです。
子どもがいる私には毎日の献立にも活かせたり笑「たまご、ぽーん」は子ども達子ども達に大好評でした!この作品読んでいる間は、息抜きタイム笑気持ちをリセットできる貴重な時間となってます!!
とても素敵な作品に出会えて本当に嬉しかったです!作家さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございます。これからも応援してます!
しいちゃんと、料理上手なお母ちゃん、優しいお父ちゃんの3人家族の食生活を核に、町の人たちや昭和の暮らしを描いた、癒やしの作品。
なんでも手作りが当たり前だった昭和。
朝食の、おみおつけのダシも、鰹節を削る作業から始まり、焼き魚は七輪で、海苔は行商から買付け、
井戸端で洗う菜っ葉や鮮魚……。
家族の食卓を、笑顔にしようと行われていた暮らしのあれこれ。
家族のぬくもりにふれたいなら、この作品!