5.0
読むべき。遺体の画などはリアルですが。
高校のときに課題で読んだはずなのに印象が全く違いました。伊藤潤二先生はとにかく絵が美しいので引き込まれます。
少し昔の日本。美男子である葉蔵周辺の、狭い世界の中で起こる人間どうしのドロドロした出来事。
人がよく死にます。そして生まれます。痴情のもつれや理不尽なこと。文章で読むのも良いですが、この絵で読んで初めてその内容の深さに気づくことも多い作品です。
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高校のときに課題で読んだはずなのに印象が全く違いました。伊藤潤二先生はとにかく絵が美しいので引き込まれます。
少し昔の日本。美男子である葉蔵周辺の、狭い世界の中で起こる人間どうしのドロドロした出来事。
人がよく死にます。そして生まれます。痴情のもつれや理不尽なこと。文章で読むのも良いですが、この絵で読んで初めてその内容の深さに気づくことも多い作品です。
最近漫画から離れ
何を読んでも「先を読みたい」とまで
感じなくなりました。
似たような絵にゲームのようなストーリー。
人生は時にてなれり、金も暇もやれない。
こちら原作は有名ですが
伊藤潤二先生の作画とあわせて作品の完成度が高いと思いました。
伊藤潤二先生はホラー漫画の巨匠楳図かずお先生が人間の内面に迫るのとは多少違って絵の綺麗な不条理な感覚的漫画を描く人だと勝手に思っていましたが、
それは間違っていたようです。
個人的にラストは肩透かしを食らったような気がして少し消化不良でした。
大変面白かったです。
学生時代なんども原作を読んで、「自分は太宰と同じ人間失格だ」なんて、妙な共感をしていたが、この作品は随分アレンジを加えられており、クソ感はそのままですが、「こいつと同じではない」と思えました。
ただ、幼少期に性的虐待を受けた人間は、自分も周りも大切にするのは難しいという傾向がありますね
大宰もその犠牲者なんですよね
久々に原作を読んでみよう。
原作は学生の頃に強制的に読まされた上、主人公がどうしても受け入れられず途中で挫折、以後嫌悪感を抱いていました。
今回は漫画という形でまずは無料分だけ評価の高さを信じ読みましたが・・
ポイント追加までしてどんどん読み進めました
学生の頃、小説を途中まで読んだ頃より受け入れることができたのは漫画が簡潔で分かりやすく描かれているのと自分がとしをとったからなんだろうな
他の小説も漫画化にしてほしいです
さすがの画力と迫力で、太宰の絶望的な世界観をうまく表現出来ていると思います。
終始憂鬱な空気が漂っていて、あの小説を初めて読んだときの、衝撃と、なんともしれない劣等感を思い出して、当時の悩ましい高校生の自分と、今の社会人になった自分との心境の差をこの漫画を通して再確認した作品です。
それにしても、幸が薄い人ってなんか惹かれるんですよね。魔力です(笑)
この人の作風はもとの原作と驚くほど世界観がぴったりあっているなと思いました。正直、学生時代に原作を読んだときはちっとも共感できず、考えすぎの作者に辟易したものですが、太宰治の世界の捉え方をホラー感覚で読むとこれが最高に面白く自分の中でどんどん読み進めてしまう作品に昇華していました。
理解できなかった名作を楽しませてくれたこの作品に感謝です。
もちろん原作は太宰治ですが、活字から自分の中で想像した人物と、こうして描かれたものを
ビジュアルを通して作品を見るのとはまた違った物に思えます。
何人もの女性との情痴、作家としての行き詰まり生家との確執など全てが混沌としていて明るい
希望が見えないところに、この絵が更に不気味さを加え小説は小説で、漫画は漫画として読んでみたいと
思えます。
微妙に好きじゃない。
主人公は憂いのあるいい男だけど、主人公と裸で抱き合って泣いている場面のヨシ子なんて中学生の少女みたいだし、青木に関してはキモいの一言しかないですね。
あと、この漫画家の描く絵は顎に特徴があるようで、あんまり好きじゃないです。
話はきっと誰が読んでも面白いと思うので、絵が好きになれる人には好きになれる漫画だと思います。
あと、続話はいつでるのでしょうか?
まさか、完結しているのか?
私にはわかりませんでした。
伊藤潤二先生の作品が中学生のころから大好きで、学生時代は読み漁っていました。
忙しくてしばらく遠ざかっていましたが、久しぶりに読みました。今までの作品とはだいぶイメージが違います。これはこれで、おもしろいのですが、先生ならではの独特の気色悪い世界観があまりない印象です。また、あの世界観のマンガを読みたいです。
人間失格の小説よりも、リアルな感じで読みやすいし、分かりやすいけど。
ほんとに子供のころ、お手伝いさんたちに色々されて、
こんな感じやったんかな?それなら、ひねくれた性格になるし、児童虐待の被害者になる。もし、児童虐待の被害者にならなかったら、もっと良い作品をたくさん書いて世に残せていたはず。
かわいそうやな。