みんなのレビューと感想「マトリズム」（ネタバレ非表示）（5ページ目）

クスリは人の脆さと表裏一体

この作品では、クスリに手を出すきっかけは些細な日常にあること、そこに手を出す人間の弱さや魔が差すタイミングを淡々と描いている。
「なんで人生を失うのにクスリをやるんだろうか」と常々思っているが、どの話も、誰もがそれはわかっていながら、最初は「ちょっとだけ」「自分は今は正常に戻っているからジャンキーとは違う、大丈夫」と自身を正当化して沼っていっているようだ。
そうなると、「なぜクスリをやるのか」ではなく、自分の脆さに対して「どうクスリに手を出さずに生きていくか」という見方になるんじゃないかと思った。それはかなり忍耐力の要ることで、文字通り理性との闘いになると思う。
読み手に「人間は脆いよ。脆さに負けてクスリに手を出すと末路はこうなるよ」と淡々と知らしめ、そうなるかもと読み手に留意させて無知の知とさせる反面教師作品ともとれるのではないか。
何はともあれ、知らない世界の話は想像も掻き立てられ、面白い。

おもしろいです。
興味深いです。
この作者さんは最近このような社会派な漫画を描くことが多いのでしょうか。

続きが気になる

こわいなーと思いながら読んでいました。まだ途中までしか読めていませんが、リアルにありそうな話です。続きが気になります。

色々と考えさせられる内容だ。現実にも起こり得るし身近に潜んでいるかもしれない。クスリは身体と人生を壊すもの
冷静な判断が必要

リアルな

この漫画にはリアルさがある。精神病むシングルマザーの薬物依存も。だれも助けてくれない寂しさに忍びよるやくぶあの罠。

ネタバレ レビューを表示する

好奇心や安易な気持ちで手を出す人が多いんだろうなぁと思っていたけど、旦那が浮気した、子供のいる主婦の話は読んでいて心が痛かった。
旦那が家出して奥さんは精神的にボロボロなのに、子供との生活を守るため頑張ろうと気を張ったのが辛かったんだろうな…と思う。そんな中、頼った相手がたまたま薬を持っている人で……本当にたまたまだったのかもしれないけど、そんな身近な場所にまで薬は蔓延していると思うと恐ろしい。
どんな時・どんな状態でも手を出さない強い意志を持たなければいけないと思う。
薬物に手を出すきっかけって現実も案外こんななんだろうなぁと思って読みました。

肩いたい

人の心の隙って怖い。そこにつけ込んでくる人間が怖い。普通だったら何だかわからないもの貰ってのまないよね。でも精神的にも身体的にも参ってたら人って弱いからわからないね。

面白い作品！とにかく面白いとの一言に尽きます。1度読み始めたら止まらなくなってしまう作品ですので読んでみては？

いろんな薬で人生が狂う

ネタバレ レビューを表示する

多種の薬で人生が狂う様子が怖い。
薬に手を出すときは、日常的なストレスや悩み
が原因。しかし一度始めたら止まらない破局にまっしぐら‼️

描写力

写実的で余計に真実味が増す。学生がお小遣い稼ぎにという話は本当にあるのだろうか、主婦がハマってと言う話は本当にあるのだろうかと訝しむ気持ちもなくはないが想像以上に汚染されている日本