【ネタバレあり】パートナーのレビューと感想（10ページ目）

泣いた

子供の頃に初めて本誌で見た時、腕が千切れるシーンが怖かった記憶があります。あとラスト、シャッターが閉まる寸前に「ごめん…弱くて」って台詞に号泣した記憶があったのでもう一度読みたいと思い読んでみましたが子供の頃に受けた衝撃は大人になってから読み返すとそんなに衝撃的な話でもなく…こんなものだったかしら？と思ってしまいました。子供の頃が純粋すぎたのかな？

奇妙だけど

こんな事件が少女漫画にあっただなんて！双子の1人ずつは亡くなってしまい隔離されてどうにか逃げ出そうとする2人。ラストは少しスカッとしたけど途中は辛い部分もけっこうありました。

青春ものと思いきや...

序盤で物語は急展開。とんだシリアス、とんだミステリーです。美しい作画の中でもギャグタッチが和みます。後半の切ない展開がたまらないです。懐かしくてつい読んじゃいました。

懐かしい！！
大人になった今読むと、よくこの物語を昔の自分が読めたなと思うほどなかなかダークなマンガですが、そこは小花先生のテクニックですね。先生のシリアス路線の作品の中でも上位に入るダーク作品。
でもただダークなだけではなく、ところどころにフッと笑ってしまう息抜きシーンがあり、それによって最後まで読み切れてしまう。
死や監○、人体○験など、題材はかなりヘビーですが、読み終わった時に感じる「生」への考えを思うと読む価値ありです。

有り得ないけど、スリル満点！！
少女漫画にスリルって出せるんだーと驚きました！
大事な人やペットを傍に置いておきたいっていう気持はなんとなく分かります。

命の尊厳とは

小学校の頃に連載されていた時は何となくしか読んでいませんでしたが、今読み返しているとかなり考えさせられます。大切な人が死ぬのは悲しくて、生き返って欲しいと思う…。だけど……どんな形でも生を終えた者の不自然な生は、それ以上に辛く悲しいもの…ラストで武と苗ちゃんが双子を宿し、生を終えた賢くんと萌ちゃんが二人の元に還って来たのだと確信。四人がこれからもずっと仲良く生き、平穏に暮らせますように……。

改めてこの漫画がりぼんに載ってたことに驚き。
小花先生の作品はヘビーな題材を扱うことが多いと思いますがその中でもパートナーは姉妹の死にや人体実験と鬱展開特盛、りぼん感０ではないでしょうか。
だけど当時りぼんっ子だった私が普通に楽しめて読めていたところがすごい。物語のテーマを理解して読めてたとは思えないけど、小難しい印象はなかったし、萌との最後のシーンはうるっときました。
こどちゃもそうですが、重いテーマにコミカルな要素を掛け合わせて読ませるのがとても上手なんだなと思います。
ワードだけ見るとHP吸いとられそうな陰鬱な漫画に見えますが、最後は綺麗に締め括られていて感慨深い漫画です。

前作の「こどものおもちゃ」が好きで、引き続きこの作品も読んでいたのですが、こどちゃに比べると相当シリアスな内容です。
双子の妹が交通事故で他界し、遺体が盗まれてしまい、数ヵ月後に死んだはずの妹と遭遇、しかも引き留めようとしたら片腕が取れた！！冒頭から奇抜な展開で唖然とした記憶があります。
人の死や人体実験など、ダークな内容ばかり描かれていますが、主人公の苗がどんな困難にもくじけずに立ち向かっていき、どんどん引き込まれて行きました。

こどちゃと全くテイストの違う作品なので、こどちゃを読んでからこちらを読んだ方は驚くかもしれませんね。
でも私は好きです。すごく丁寧に設定を作り込んでいて、人物の心情の表現もわかりやすくて読んでいて感情移入しやすい。本当に悲しい物語なのですが最後はハッピーエンドとは言い難いものの人物それぞれ救われていると思うので後味も決して悪くないです。(一部の人物は除きます…)
この作品で私は人間が生きていく上で何が大切なのかを教わりました。

悲しいけれど

自分の双子の片割れがいきなりあぁなると頭おかしくなりそうです！
施設にいれられて最終壊す！
考えられないけど1番幸せな終わりかたなのかも！