3.0
非行に走る子どもを育てる親は本当に大変だと思います。でも、この漫画をみて、育った環境、親の接し方、適切な療育を受けてこなかったことも原因になるうる...怖くなりました。
殺してほしい、居なくなってほしい、そう願ってしまう親の気持ちも、痛いほどわかる。自分の手に追えなくなってしまってからではもう遅い。
押川さんは厳しくもあるが、本当にそんな人たちと向き合おうとしている人。いろいろなケースを取り上げているストーリー。
勉強になりました。
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非行に走る子どもを育てる親は本当に大変だと思います。でも、この漫画をみて、育った環境、親の接し方、適切な療育を受けてこなかったことも原因になるうる...怖くなりました。
殺してほしい、居なくなってほしい、そう願ってしまう親の気持ちも、痛いほどわかる。自分の手に追えなくなってしまってからではもう遅い。
押川さんは厳しくもあるが、本当にそんな人たちと向き合おうとしている人。いろいろなケースを取り上げているストーリー。
勉強になりました。
精神疾患の要因が家庭環境にあると解釈する人も多かろうというところで星3つ。
父親に問題がある家庭が多数登場するが、これは作者が訴えたい趣旨に沿った事例をチョイスしているのか、有意にこのような事例が多いのかは物語からは判断できない。
家族に支えられて、時には家族と決別して、回復していく子供たち。一方で道が断たれるケースも描かれる。
もし自分の家族が精神を病んだら、その時自分はどうするだろうか。
話がリアルだなと思います。
小さい頃からアレ?おかしい?と思うところがあっただろうに見過ごされ、大人になり、手がつけられなくなって困っている家庭は少なくないと思います。
適切な環境で育っていたら、こんな大人にはならなかっただろうな。親は苦しんでいるだろうけど、本人も苦しかっただろう。
しかし過去には戻れないので、大人になっていても、社会に適応できる希望が持てたらいいなと思いながら読んでいます。
面白い、とは言えない。でも、必要な作品だと思う。
現実に今も至るところで起きている問題です。
愛情の伝え方、受け取り方はそれぞれ違うので、どんなに愛情を込めて育てても愛されていると実感できずに心に歪みができてしまうこともあるし、本当に育て方に愛情のかけらもない場合もある。同じ働きかけ方じゃうまくいかないことも多くあると思う。難しい仕事だと思うけど、今後もっと必要になってくると思う。
私の近くにはない現実ですが、今を生きる誰かがこのマンガのように今この瞬間にも苦しんでいるのかと思うと胸が締め付けられます。
ケース4は最後、やっと人間らしくなった彼がどうしてこうなってしまったのかを思い返すシーン、とても切なかったです。
母親は、父親のような立派な公務員にと厳しくするのではなく、彼らしさを愛してあげられたらこんな事にはならなかったんじゃないかな。
母親も、何も口出ししない父親も、何かしら幼少時代の心のトゲがあるのかもしれませんが
トゲを抱えていたとしても、それを自分の子供に押しつけるのは違います。
自分の子供には幸せな人生をと、私はそう思います。
子育て真っ只中なので、子供たちにたくさんの愛情を伝えながら、一人前の大人になるまでに様々な世界、社会を見せて、たくさん話し合いたいなと思います。
読み進めて様々なケースを見ていると精神を病んでしまう人はみんな親の影響を受けているように思った。腹いせや自分の思いを虐待で晴らす親や、子どもとその現状に向き合わず放置する親、子どもより世間体を気にする親、責任を考えないで子どものせいだけにする親。いろいろクズな親が多いけど、なんとか病院に入っても、救われて普通の生活にはなかなか戻れないのだとわかった。
親は選べないが、なんとか心を強く持って生きていって欲しいと思った。
まだ途中までしか読んでいませんが、子供をどう育てたらいいのか?どういう社会が望ましいのか?
もし、家族や自分が病んでしまったら?病んだ人から何かされたら許せるのか?などいろいろ考えてしまいました。
友人が統合失調症でまたその妹とも友人なので、本人からの悩みも家族からの悩みも聞いたことがあります。
想像以上に大変で本当に綺麗事じゃ済まされないんだなと思っていたので、そういう苦労を知るのにこのような漫画は貴重だと思います。
ただ、漫画なのでコンパクトにまとめられてそうで、実際はもっと壮絶なんだろうなとも思いました。
現実にこういう現象が起きているんだなーと思い知らさせました。精神的な事から家族に与える影響というものは大きくて、でもなかなか解決の糸口が見えなくて…。不安とイライラが募っていく状態が見ていて苦しかった。でも現実たちある問題だから目を逸らすべきじゃないと思って読んでいます。
少しでも多くの人に読んで欲しいし、誰かの為になる行動をとるようにしたい。
言葉一つでも、かなりの凶器になる事を忘れないようにしたい。
興味はあるけどテーマが重いし実話なわけだし面白いとは言い難い。
ここまで壊れちゃう人達がいるんだなって事は知っておくべきことだと思う反面、漫画でこういうの読んでる自分は社会問題ちゃんと考えてるふりして安全な所から『可哀想に』って思いたいだけなんだろうなとも思う。それでもまあ、全く想像力が『普通はこう』『あの人はおかしい』みたいに、望んでないのに『普通』から外れちゃった人達を傷付けるよりマシなのかな。それもまた自己弁論でしょう。
そういう事を感じさせる漫画。
私は両親に心身ともに暴力を振るわれながら育ったので、本当はこのテの作品は読みたくないのですが、試し読みのつもりが読むのを止められなくなってしまうんですよね。
虐待されて小さな子供が亡くなるニュースは無くならない、どうしたら良いのか。そして今は高齢無職の子供を年金の親が看るという問題。親にならないでほしい、生まないでほしいと思いながら生きてきて、幸い、人並みに働けています。救いのある話も読みたいけれど、そうすると今度は「まんがだから」とか、「そんな甘くない」みたいになるのかな。難しいですね。