4.0
まだまだ途中ですが
無料期間を利用して読み進め中。
まだまだ途中ですがとりあえず…
近年稀に見るアタリ作品。本当に読んで良かった。
「往生際の意味を知れ!」を某バラエティで紹介してくれて本当にありがとうございます。どちらも大好きな作品です。
最近流行ったり、話題になる作品は趣味に合わず、漫画離れが進んでいたのですが、久々に「漫画っていいなぁ」と思わせてもらいました。
かのんも、先輩も、「気持ち悪い」「理解できない」という人の気持ちもわからないではないです。
ただ、そういう人は「なんでこの人かは明確に言葉にできないけどこの人じゃないと嫌」っていうような、一直線で盲目的な感情を抱いたことがないんだろうなぁと思います。
あと、他人に嫌われるかも知れないと不安に駆られたり、友達に「変わったね」って言われることに、恐怖を覚えたりしないのだろうな、とも。
自分も「恋愛」ではないですが、理由はわからないけど某声優さんが大好きになりファンになったことがあります。
最初はむしろ嫌いな声だったし、今でもそこまでイケボだと思いませんが、何故か好きで好きでたまらなかった。その方よりイケボだと思う声優さんはいくらでも上げられますが、それでもその人の方が好きです。その人がいなければおそらく大学ごろに自殺していただろうと断言できるくらいには。
そんな感情を知っていると、かのんの気持ちは理解できます。(あそこまで極端ではなかったですけどね)
先輩の気持ちはもちろん謎な部分も多いですが、おそらく「不安」なのだろうなと思います。
得体の知れない物体と日々戦って、普通の人間なら死ぬはずの怪我を負っても生きながらえる。そして「修繕」を終えると姿形はある程度元通りになるけれど、趣味嗜好が変わってしまう。「テセウスの船」や「スワンプマン」を彷彿とします。
自分が当事者になったらと想像したら、その不安は計り知れないでしょう。
そんな中で、自分を学生時代から変わらず「先輩」として真っ直ぐに、断言して肯定してくれるかのんの存在は、間違いなく救いでしょう。
まだまだ途中なので奥さんとの関係がどんなものなのか、これからどうなっていくのかはわかりませんが、どんな結果になるにしろ読み進めるのがとても楽しみです。
長々書いてしまいましたが、とにかくお勧めの作品です。
気になった方は是非一度、読んでみていただきたい。
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