3.0
半分は共感しました。
女性弁護士、しかも離婚が専門のヒロインが期せずして不倫をしてしまうストーリー。
共感できなかった点:何も言わずに会えなくなった人と再会するや否や恋愛関係になってしまったこと。
彼に対する不信感とか無いんだろうか?自分が弁護士なら婚姻関係とかまず訊かないかな?指輪をしてないってだけで
結婚してないって判断するのはどうなんだろう?再会した先輩も自分の社会的な立場を考えたらもう少し慎重になるはずでしょう、大人なんだから。義理の父の寛大さは太平洋かという位に深く大きくリアリティーが無い。最終話、幸せを予感させるシーンで終わったけどうまくいきすぎと言われればそうかも。
共感し得る点:理解不能な別れ方でいつまでも心残りであった点。あんな分かれ方をしたら何年たっても時計の針を進めるのは難しいかな?それと何も疑わずに相手を愛してしまい、結婚していることを知った後も関係を続けてしまった点。この点が女性としての切なさに共感し、終わりまで読む動機となった。またヒロインが不倫によって社会的制裁をきちんと受けた点。
不倫は良くないし実生活では経験したくないけれど生きていると色々あるんだろうな、自分ならどうなるんだろうと疑似体験的に読みました。
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