【ネタバレあり】からゆき哀歌～異国に●られた日本の女たち～のレビューと感想（9ページ目）

歴史

これは史実に基づいています。
家の為に売られて、海外で亡くなる方、戻っても家族にさえ疎まれて、一緒に住めず隠されて住まう方。
強く生きられた方も居ますが、悲しい方々の話です。
こんな歴史もあったのだと読んで頂けたら、何か心に思うことがあるのではないでしょうか？

女心が切ない

過酷な運命の中で、それでも育む女心が切ない。下見て暮らせを地でいく縦社会。
お嬢様だったのに一夜にして慰み者になるなんて。

友だちと恋人にいつの間にか裏切られても、いつか命ある限りは今いる国を出てみせる！という強い意志。
尊敬します。

せつない

主人公の女性の明るさに救われてますが、内容としては、昔の貧しい農村の女性が海外に売られた悲しい話。とてもせつないですね。

悲しい歴史

安武わたるさんの作品は好きで読んでます！からゆきさんという存在は知っていたのですが、漫画でも過酷だし、実際も過酷だったろうな...と悲しくなります。

2話までの無料分のみ読みました

昔日本にあった実話で、
貧しい故に他国へ売られてゆく
「からゆきさん」
その事実は知っていましたが
過酷な状況でも家族の為に心身共に
辛い思いをしながら、必死に
お金を稼ぐという辛い女性達のお話です。

他の方のレビューにあるように、
今後の展開としては
主人公ミキの幼なじみとミキの恋人が
出来てしまい裏切るようですが、
どう乗り切り前向きに生きていくのか
読んでいきたいと思います。

１つめの話を読んだ感想。


あまりスッキリしない終わり方だった。
よりにもよって、
二人揃ってミキを裏切るなんてひどい。

自分のことだけじゃなく、
ミキはいつだってゆりのことも救おうとしてたのに。
セイさんもこんなヤツだったのかと、見損ないました。

ミキはたしかに強いけど、
それはただ、そうせざるを得なかったから、強くなろうとしてただけだと思う。

ミキだって、ゆりが辛いのと同じように、きっと辛い。
強かろうが何だろうが、辛いものは辛かったと思う。
それでも必死に踏ん張って何とかしようと、
懸命に前を向こうとする人間に対して、
お前は強いから一人でやっていける、みたいなこと、言ってほしくなかったです。

それでも、
二人の裏切りを知っても、
ミキはあえて悪役ぶってお金まであげて、逃がしてあげた。

終わり方や脇役はあまり好きじゃないけど、主人公の人柄は素晴らしいです。

いつの時代にも

か弱い女に弱い男はいるもんですね。
強く生きてる振りで生きなくちゃいけない人が損をする。
こう言う女は心の底からバチが当たればいいのに。

ちなみに阿部さんのこの女郎シリーズ好きで何作も読んでいます。
とっても面白いです。

がーん…。苦しい状況にあってもゆりのためセイのために頑張るミキさんに幸せになって欲しかったのに…。ゆりもセイもあの時代を生きて辛かった思うけど、ミキさんが可哀想でした。

悲しくなります

はぁー、女の地位って昔はホントに低すぎる、、読んでいて悲しくなるやらやるせなくなるやら、、
昔の話を漫画でわかるってすんなり入ってきますね！