【ネタバレあり】からゆき哀歌～異国に●られた日本の女たち～のレビューと感想（8ページ目）

第一話読みました。いやー…セイさんとゆきちゃん…特にゆきちゃんの音を仇で返す様子が胸糞です。ミキは強い主人公でしたが、ミキを捨てた二人が日本で幸せに暮らすのは許せないな。

悲しい結末

どの主人公も悲しい結末ばかりでした。
タイトルからして予想はしていたけど、予想以上にドロドロ。
悲しい話が出て苦手な人にはオススメできないかな^^;

頑張った主人公

なんでかんだいい風に丸め込まれ外国に売られ
目標に向かって頑張ってきた主人公
お前は強いから俺がいなくても…最悪ですね。

家族と妹のように可愛い幼なじみと、好きな人のために辛い中頑張ったのに、妹のように可愛がったこと好きな人に裏切られてしまったのは悲しすぎる。
それでも強い心を持って、勤め上げようというのは本当にすごいと思った。昔の日本の女性の強さだと思う。

からゆきさん

友人と恋人の裏切り。国に帰るため、友人を守るため、好きな人と一緒になるために心を奮い立たせてきたミキが哀れです。ミキは強いわけじゃなくて、そうあらなければ生きられなかったんだろうな。最後までかっこよかった。ミキにも幸あれ！

歴史

これは史実に基づいています。
家の為に売られて、海外で亡くなる方、戻っても家族にさえ疎まれて、一緒に住めず隠されて住まう方。
強く生きられた方も居ますが、悲しい方々の話です。
こんな歴史もあったのだと読んで頂けたら、何か心に思うことがあるのではないでしょうか？

女心が切ない

過酷な運命の中で、それでも育む女心が切ない。下見て暮らせを地でいく縦社会。
お嬢様だったのに一夜にして慰み者になるなんて。

友だちと恋人にいつの間にか裏切られても、いつか命ある限りは今いる国を出てみせる！という強い意志。
尊敬します。

せつない

主人公の女性の明るさに救われてますが、内容としては、昔の貧しい農村の女性が海外に売られた悲しい話。とてもせつないですね。

悲しい歴史

安武わたるさんの作品は好きで読んでます！からゆきさんという存在は知っていたのですが、漫画でも過酷だし、実際も過酷だったろうな...と悲しくなります。