【ネタバレあり】1122のレビューと感想（67ページ目）

思い出しながら

数年前に読んでいて、おとやんと美月さん、いちこさんのバランスが崩れ始めて来たところまで読んでいましたが、結局結末を読まずじまいだったので、またリベンジです。
当時話題作ということで、色々思うこともあったけど、読んでいました。数年経ってどんな感想をもつか、自分でも楽しみです。

いちこちゃんおとやん、みつきさんの経験したいろんなことを、かいつまんで経験しているところ真っ最中で、グサグサ刺さる内容ばかり。
不倫のところがあまり濃ゆい情事描写じゃないのも良い。不倫と風俗に踏み切ってないだけで、あとはもうたくさんの夫婦が経験したり思い悩んだことのある内容なんじゃないかな、と。
２つの夫婦の未来が、まだハッピーになりきれないけど希望が持てるしめくくりで、勇気づけられます。

リアルな大人のお話

40代の既婚の私にはすごく刺さります。いろんな夫婦のルールはあるけどさすがにこの夫婦のルールは共感できない。でもなんでか嫌な感じがしない。夫婦あるあるのいろんな家庭の問題がリアルに描かれていて共感しまくり。女子の飲み会は特にリアルで遠慮なくストレートで読んでて気持ちよく面白い。

途中までは引き込まれたものの

結局今までのゴタゴタはなんだったのという終わり方だった。作者の言いたいことはわかったけど。
神経質っぽく細かい心理分析をする割には、二也と美月、二也と一子もあっさり別れるし、美月もあんなことをするほど執着していたのに、よく元鞘に収まったなとか。それぞれそこに至るまでの感情の変化がいまいちよくわからず…あえてぼかしてるのかもしれないけど。
インナーいちこ、いちこの友人達との会話に大事なポイントが含まれてるんだろうと思って一字一句を咀嚼しながら読んでいたけど、途中であまりにも理屈っぽくて面倒になって飛ばした。サバサバ系の合いの手とか、吹き出しが多くて読みづらいというのもあったかな。

話を読みながらタイトルの意味を考えました。1122とは何だろう。答えは1つじゃないし、自分の常識は他の人にとっては全然違うだろうし。
こんな結婚の形や夫婦の在り方があるというのもなるほどなと今までにない作品で読み進めたいです！

これはめっけもの！

リアリティ溢れるストーリー展開。人物描写もよく練れているし、心理描写が実に丁寧。こんなことってよくあることなんだろうなぁ。と思いながらもドキドキハラハラです。

痒いところに手が届く

婚外恋愛の話し。仲の良い夫婦なのに恋人がいるってなんやそれと思った。
正直私の友達も婚外恋愛してるし。
私も誘われることあるし。
よくある話しなんだろうけど。
それぞれの心情がとても上手い言葉で表現されてて勉強になる。
まぁ、単なる一パターンに過ぎないのだろうけど。

終わり方が気になって読んだけど。。

色々うだうだ悩んだのはなんだったんだ？と思うような結末でガッカリしました。。
一体何が言いたかったんだろう？？

どうなるの

最初は夫との寛容な関係の話と思って読み進めたけど、無料が終わるとこで次の展開はズルい笑笑。結局課金してしまった笑

最終話まで一気読み

あらすじ読んで一気読みしました。
公認不倫…。なんだかすごい四文字だけど、浮気だけならウチの場合アリかなと思いながら読みました。公認は出来ないけど、墓場まで持っていくつもりで浮気なら良し的な…。うちは私が旦那を色々な意味で完全拒絶なので、浮気されても仕方ないと思いつつ拒否り続けて十数年。
でも、この話の、おとや、いちこ夫妻は、レス問題を抱えてる以外は特に問題のない、仲の良い夫婦。それを夜の生活を拒否りたいが為に、不倫を公認したいちこがまず悪い。そして浮気に留められず本気になってしまったおとやも悪い。と言っても、おとやは性欲は愛情を伴いたいタイプだから、本気になって当然なのか…。
その不倫相手の美月は、発達障害グレーゾーンの子どもの育児に奮闘し、心身共に疲弊していたのはわかるけど、実母に子供預けて不倫したり、おとやとの別れ際に傷害をおかすなどの奇行は読んでいて嫌悪感を抱かずにはいられませんでした。

いちこが風俗行った事には共感は持てないけど、対価を払って得るものがあったのかな。あと、インナーいちこちゃんのおかげ自分と向き合えて、最終的には1122になれて良かっと思います。自分で自分がわからなくなる時、あったもんなぁ。そんな時、自分に向き合う事で色々気付けた過去を思い出し、「気付き」って大切だなって改めて思えた作品でした。