3.0
ご飯ものというより女性あるある?
無料分の途中、主婦の友人の話まで読みました。
絵は、下手ではないけど美味しそうかと言われると首をひねってしまう。料理の説明がないと何か分からない時や、オシャレな料理は説明されても分からない時が…(私が疎いだけか)。
主人公とその友人達は、よくいる30前後の女性像なのかなと思います。
色々迷う年齢での不倫そしてその疲れから独身の彼を探す人、アラサーの恋愛の悩み、専業主婦の葛藤、確立された自分のライフスタイルや信念から出るのが難しい事…。
周りにもよくいるなぁと思いながら、悩みの部分に頷くのが多いです。
あれだけそれぞれの環境が違う中で、共感できる話題があるものなのかと違和感もあったけど。みんなで集まってそれとなく会話が進み、共有する時間があるものなんだなぁ。
ただ、会話にヒヤリとした場面もあったがケンカにはならず。
友人同士で特段相手の話に踏み込み過ぎず、適度にサラッと流して軽く共感しつつ最終的に自分の中で落として受け止めて進んでいく感じ。
30手前にして長年交際&同棲していた彼と別れた主人公は、理由は違えど自分がそうだったので個人的には共感する部分がありました。
浮気したとか何か大きく嫌だったわけじゃないのに、どこからかズレてしまった。
別れた後の解放感と、その後の周りからの言葉や自分の置かれた状況を意識した時の一時的な焦りと不安、恋愛の仕方どうだったっけ!?は全部通りました。
他の方が指摘する、ご飯粒を残す、食べ方がガツガツしているところは気になりました。
冒頭が母親の豊かな手作り朝食だったので、それを期待して読み始めると外食が多いのにも違和感が。
彼氏に朝食を押し付ける割に手作りせずコンビニのおにぎりという部分。
たしかに仕事疲れの彼への配慮がない、手抜き朝食のワガママ女になってますが…。
あれは、主人公が最初のうちは母のような相手の心を彩るような幸せにする朝食で思いやりある食卓を頑張ろうとしていたのに、いつからか夜遅くに帰ってきて口だけの彼にイラついて、お互い相手への思いやりも消えて不満ばかり溜まっている経過をあのページで表してるのかなと感じました。
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