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5.0
ある意味、星5の作品という感じ...。
現実的だなぁ。
良い夫、良い家庭だけど、何か物足りない。
そんな時に、初恋、初エッチした人と出会って燃え上がっている。
単純にそれだけなんだろうけど、最低な自分を正当化しようとしたり、とにかく、イラつく。
3巻分まで読んでのレビューですが、私が読み続けている理由としては、「主人公に天罰よくだれ」という思いからです。
不快感はある作品ながらも、読み手にそう思わせて読み続けさせるいくえみ先生はある意味凄いと思う...。
82
5.0
主人公が初恋の相手とたまたまの再会で物語が動き出します。
たまたまの再会を初恋の呪縛から目が覚めていない主人公は運命とか勘違いしてしまうという女性です。
あとは主人公と有島くんが今だけを生きる恋愛体質というか、物事を深く考えられないというか、想像力が欠落しているため、周りを巻き込みながら谷底に堕ちていきます。
堕ちていく課程の見せ方が本当に怖い…
いくえみワールドです。
私の周りにもいるのかもしれないと思わされるから、また怖い…
主人公と有島くんは自分で蒔いた種をどうやって刈り取るのか…続きを早く読みたいです。
43
5.0
まず、登場人物たちの細かな描き込みが素晴らしい。
自在でありながら完璧に計算し尽くされた時系列の操作は、彼らのバックグラウンドを雄弁に映す。
誰もが過去を背負って現在を生きている。
当たり前のことなのだが、その当たり前を漫画の中で豊かに描くのは、容易ではない。
繊細なキャラクターの描写は圧倒的なリアリティーを生み、また、彼らの紡ぐストーリーにも、複雑な陰影がある。
そりゃ、不倫をした二人が悪いんだ、と責めるのは簡単なのだけれど、そういう問題でもない、というか、そういう漫画ではない、と思った。
本作は、責任の所在とか、そもそもの原因みたいなものを、意図的に、曖昧にしているようにも見える。
私たちの人生は裁判でも勧善懲悪モノの映画でもないから、簡単に諸悪の根源を設定することなんか出来ない。
誰もがちょっとずつ愚かで、弱くて、ずるくて、罪深いのだけれど、そんなの、私たち大体みんな、そうじゃんか。
私はこの漫画の誰のことも憎めなかったし、軽蔑も出来なかった。
むしろ、歪で、拙くて、狂気すらはらんでいる登場人物たちが、何だか愛おしく思えてしまった。
不倫を扱ってはいるけれど、描かれているのは、もっと普遍的なことだ。
それは、それぞれの物語を背負って人が生きてゆくときに、ときにどうしようもなく生まれてしまう悲劇であったり、確かなものに見えていた関係性の儚さであったり、互いが出会う前に蓄積された、絶対にゼロには出来ない過去という膨大なログの重さであったり、生まれ変わったようにまた歩き出す強さであったり。
そして、いやー、怖い。
何が怖いって、この漫画で描かれているのは、「異常な人間」の怖さではない、ということだ。
いざとなれば、人間は、元の自分がどうだったかがわからなくなるほど、醜くも、怖くもなれてしまう可能性がある。
そのトリガーこそは、ときに愛であるかもしれない。
愛は、難しすぎて恐ろしい。
丁寧に編み上げられた精巧なヒューマン・ストーリーであり、哀れな私たちのラブ・ストーリーであり、ある意味で一級品のホラーでもあるという、もう、何と表現していいのかわからない、問答無用の傑作。
嗚呼、タイトルが素晴らしい。
31
5.0
浮気ものだと思っていたら、なんか違う。先が気になって仕方ない！私的には麗花さん以外クズです(笑)しかし、キモい、怖いと評判の涼太さんがちっとも怖くない自分が、涼太さんよりの人間かと思えて笑えます。
本当に自分の立ち位置によって、見方が異なる作品でしょうね。作者がどの位置か知らないけど、天晴れ！
お天道様は見てるよ！(笑)
32
5.0
私はりょうちゃんこわいというのがよくわかりません(゜-゜)
りょうちゃんぐらい、世間のいうこわいくらい、パートナーのことを愛すというのは、素敵だと思います。
ちょっと病んでる感じにも見えますが、なんだか重さがいい感じの味になっていると思います。
みっちゃんのあほっぽいところと有島くんの軽さと正反対ですので…(笑)
有島くんの奥さまとりょうちゃんが案外お似合い…
いくえみ男子！！
だいすきです(^ー^)
22
5.0
旦那のことははじめから大して好きじゃなくて、離婚したくて最後やっと離婚できたのに、もしあなたがよければやり直してもなんて言ってみたり、全てを捨てて不倫して大好きな有島くんに走ったのに、バッサリ捨てられたメールが来た時に、あなたは謝ることないなんて優しい返信をして、その後さらっと有島くんを忘れた生活が出来てるし、その程度の感情で不倫までしたのか？と疑問に思います。あと、好きじゃないを通り越して嫌いになりかけた夫と再会したとき、嫉妬っぽい感情も持っていたし、1番疑問に思ったのが、不倫して離婚する身で不倫相手にも捨てられたのにも関わらず、赤ちゃんが出来てなくて、選ばれなかったとかいって落ち込んでいる、、、。…は？？
10
5.0
本命が出来ると、今までの相手を受け付けなくなる女と、本命が居てもタネを撒き散らしたい男と。。。ホントによく描けてると思います。どうやって作ったのかなぁ。モデルがいるのかな？というくらい感情面がリアルに感じました。楽しかった不倫が面白く無くなってから、この先どうなるか参考書感覚で読んで行きます。リアルさに星5つ。
13
5.0
まだ無料分ですが。
見た目9割という言い方、それは真実だと思っています。
優劣とかもあるけれど、隠したり無理に作っていることも何となく出ているということではないかと。
本人は見た目にこだわっているつもりでも、まわりからしたら執着にしか見えなかったり。
麗華は最初、ブ○な女性として描かれてる。
けど、だんだんキレイになる。
登場人物の中では1番自分を受け入れてて、『だから私には無理なの』という決めつけがないから変化出来るというのを描いてる感じ。
高校の時有島が自分のテリトリーに入ってきたのもきっかけかもしれない。
その時の自身の気持ちに興味を持ち、乱暴だけど確かめる行動に出る行動力(衝動か)。
彼女はいつも出来ることをして、チャンスも逃さない。結局『生かしていくことができる』強さなのかもしれない。
麗華といる時、ミツといる時の有島の感じの違いが上手く描かれててさすがと感じる。
好意という名目で依存されるには、弱い男性。
しかし影響されやすい面が育児への協力や子煩悩として現れたり。
麗華は頭で考えてるのか自然になのか、上手くできてる。
涼さんは自分には我慢をさせてミツに多くのエネルギーをあげている。すごくもったいない。
有島は麗華に引っ張られてやっていけそうだし、
ミツは好き勝手やってるからストレスは少ないだろうし、1番辛くて言葉悪いけど貧乏くじひくのは涼さんだろうなと予想している。
でも人生は長い！30代前半でカタがつくものではない。あきらめなければ。
それはミツをあきらめないのではなくて自分を見放したままにしないこと。
バッドエンドからが涼さんの良い始まりになることを期待しています。
4
5.0
不倫を糾弾する側は自分があっちになる可能性をちっとも考えないんですね。有島もみつもクズと言うけど、悪魔のタイミングで人って思いもよらないことをしでかすものだ。私も有島は許し難い。妻が里帰り出産中の浮気、不倫て１番ダメ。更にみつがヤバいことしても関係が面倒なことになっても別れない。有島はそこが１番不思議だった。単なるせい欲とも思えなくて。
みつが有島に拘るのはわかる。ずっと好きで初めての男で、でも付き合ってなくて、たった１度だけ寝た。始まってもいない関係。女は恋を引きずらないって言うけど、そんなことない。私だって。
大切な人を傷つけてはいけない、と言うシンプルなことが出来ないのが罪ですね、浮気不倫以外でも。
ドラマは見てないけど漫画で充分堪能できました。
3
5.0
いくえみ綾は、学生時代よく読ませて頂きました。絵は変わったけど雰囲気はそのままで懐かしかった。この作品はドラマ化してヒットしたもの。読み始めたらやめられなくなりました。あっという間に全話完読！ただの不倫話じゃなく、登場人物にそれぞれ共感できる部分があって感情移入してしまいます。終わり方はハッピーエンドとは言えないけど、タイトルとなる『あなたのことはそれほどでも』が誰を指してのセリフなのかはラストまで読んでわかります。
3
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