5.0
ドラマは観てません
いくえみ綾は、学生時代よく読ませて頂きました。絵は変わったけど雰囲気はそのままで懐かしかった。この作品はドラマ化してヒットしたもの。読み始めたらやめられなくなりました。あっという間に全話完読!ただの不倫話じゃなく、登場人物にそれぞれ共感できる部分があって感情移入してしまいます。終わり方はハッピーエンドとは言えないけど、タイトルとなる『あなたのことはそれほどでも』が誰を指してのセリフなのかはラストまで読んでわかります。
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いくえみ綾は、学生時代よく読ませて頂きました。絵は変わったけど雰囲気はそのままで懐かしかった。この作品はドラマ化してヒットしたもの。読み始めたらやめられなくなりました。あっという間に全話完読!ただの不倫話じゃなく、登場人物にそれぞれ共感できる部分があって感情移入してしまいます。終わり方はハッピーエンドとは言えないけど、タイトルとなる『あなたのことはそれほどでも』が誰を指してのセリフなのかはラストまで読んでわかります。
登場人物の家庭や子供時代まで掘り下げて描いていて、凄い作品だと思いました。
優しい子熊ちゃんと仲良くはできても
愛することができないみつ。周りはあんなにいい旦那さんなのに何故、と非難すると思いますが、その愛情こそが負担で、これはその身になってみると辛いんだろうな、と想像します。
頼りないお母さんを早くになくして、みつを溺愛する夫。幸せな家庭で育って容姿にも恵まれ、悪気なく浮気する有島君。複雑な家庭で親を物心両面で支えてきたしっかり者の麗華。父親の愛情を知らないみつ。
最後に有島君は家庭に戻り、みつは何もかも失って母の介護をも背負いこむ。男女に対する罪が均等ではない気もします。
ドラマからこの作品の存在を知りました。すごくドロドロしているのだけど何故か本人たちはすごく冷静な部分もあって設定やストーリーが面白いなと思いました。
これから有島とみつはどうなっていくのかが気になります。ただ誰かが死ぬような結末にだけはなってほしくないなと思います。
主人公と旦那、二人共とても気持ち悪く、だからこそ似た者同士でお似合いの二人です。
小学校の頃から何年もずっと好きだった男(有島くん)と再会したミツ。中学生の頃から壁に隠れてターゲットを凝視したりプレゼントをこっそり机に入れるなど、しっかりと粘着女としての過程を踏んで大人になります。
有島くんの中ではミツは「あいつ気持ちわりぃ」と友達にこぼすような存在ですが、たまたま夜の公園で会った事で家に遊びに行き関係を持ちますが、その後あからさまに避けたりしてそれ以降疎遠になります。
有島くんの中では小学校中学校の頃から、好意を寄せられていると分かってもミツはなぜか「気持ち悪い」存在。でも思春期の好奇心には勝てず、行為に及んでしまう。
大人になり再会してからもお互いの関係性は変わらず、
表面上は取り繕えているようにお互い装っていますが、
ベタ惚れのミツと、ミツを性欲の捌け口以上の存在にはどう頑張ってもなり得ない都合のいい女と思っている有島。
ミツの有島に対する必死さとか、執着を通り越して、髪にくっついたガムくらいうっとおしくて粘着質な感情が言葉や態度から常に滲み出ていて、もし自分が男だったら本気で関わりたくない、いやもうその目で見られるとゾッとするわと言いたくなるような感覚でした。
他の作品でも思いましたが、この作者さんは好意を寄せている男性に対するじっとりとした感情を持つ女性の態度や発言、目線などを表現するのが本当に天才的だなと思わされました。
ほんと、色んな人間がいます。色んな考えがあって、イロイロと選択肢がある中で自分なりに選択して生きてます。育った環境とか関わる人の影響も大きい。みとは良い友達いて良かったな。有島君は家族に恵まれてたから、道を踏み外したけど戻れたね。レイカがいつも冷静で尊敬する。何でも体験、経験して分かることもある。あれっ?おかしいな?と思ったらやり直す、改める。行きつ戻りつ立ち止まり、また、歩きだす。そんな人生の有り様を見せてくれた作品。人の振りみて何とかですな。色んな人生見て我人生を考える選択肢の一つとなる作品とも言える。作者さんの人生は?どんな人なんだろう。大変興味深い。
無料分読みました
何なのこの主人公のみつ😡
あんなに素敵な旦那まさがいるのに、何が二番目に好きな人だよ、ふざけんな!
まんまと誘いに乗る不倫相手の有島も最低だけど、自分の欲望しか考えてないミツが一番嫌いだ!
お互い結婚してて、有島は子供までいるのに!!
パートナーの心が蝕まれ壊れていくのが読んでいて痛々しい。
こんな女の欲望のまま思い通りになるの?!
絶対に許せん😡😡
ご主人の涼さんと奥さんの麗華さんの心が壊れる前に馬鹿女に天罰を!
こんなにも嫌いな主人公初めてです。
若い頃なら、イライラして読めなかったと思うけど、面白かったです。
登場人物みんなどこにでもいそうな普通の人で、特別なことはなく、よくある不倫のパターンの一つを見たようでしたが、引き込まれました。
有島くんは遊びでしかなかった。
のに、バカな美都は運命を感じて、暴走するわ自爆するわ。
逃げたいのに、関わったうしろめたさと、なにをされるか分からない恐怖で、後悔しかなかったと思う。
モテ男有島くんが、美人ではないけど思慮深い奥さんを誰よりも愛している所と、子供への愛情で憎めないヤツだったのが、救いだった。
多くの少女漫画が、主人公は読者に好かれるような良い子ちゃんを描く中、いくえみさんの漫画はそうじゃないところが逆に読者の共感を呼ぶとういか、刺さるというか。あ、これそもそも少女漫画じゃなくて女性漫画?かな?
私は、主人公の美都だけが一人ぶっ飛んじゃってて、他のキャラクターたちは日常にいたってよくいる人たちだと思います。
有島くんはかっこいいですね。いくえみ男子は薄い顔が多い中、正統派イケメンで個人的にタイプなお顔なので、ずるい奴だけどなんか憎めなかったです。笑
あと、いくえみさんの作品て、タイトルもセンスありますよね。
今後のご活躍も応援しております。
4人の男女が繰り広げる、結婚後それぞれの考え方がそれぞれの個人の物語として始まり、その後絡み合っていく物語です。4人と言っても二組の夫婦で、浮気&不倫の関係が始まって物語が動き出します。夫は夫で好き、どもときめきは別の考え方をもつみッちゃん、その夫は傷つくことをおそれ仮面をかぶり続けつことを決めた小熊ちゃん、また子供が産まれてから変わったみっちゃんがときめきを感じる不倫相手と頭のいい奥さん。本当にそれぞれでキャラが濃くて面白いです。なんとなくそれぞれどの人物にも共感できる部分があるのが読みたい!と思う要素なのかもしれません。
ホラーですよ、これは(笑)
人間が1番怖い。でもそれを露骨に滑稽に描くのではなく、ただ淡々と進むストーリーの中に染み込ませているような感じ。
それは誰でも持っているちょっとした歪みのような…
登場人物、誰も大きく悪人ではない。でも皆、ちょっとずつおかしい。そこが、怖い。
いくえみさん、流石と言わざる得ない作品。独特の雰囲気がまた、何とも言えない。
怖いけど、続きが気になる。結末がどこに向かっていくのかも想像つかない。。。