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みんなのレビューと感想「特装版「親なるもの 断崖」」(ネタバレ非表示)(20ページ目)

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作家
配信話数
全44話完結(36~60pt)
※本作品は、過去に配信していた「親なるもの 断崖」を再編集したものです。(ストーリーは同一です。)
過去に「親なるもの 断崖」を購入頂いたお客様でも、閲覧には再度購入が必要となりますのでご注意下さい。

みんなの評価

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4.2 評価:4.2 836件
評価5 42% 347
評価4 36% 305
評価3 19% 156
評価2 2% 19
評価1 1% 9
191 - 200件目/全347件

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  1. 評価:5.000 5.0

    目を逸らさずに…

    ネタバレ レビューを表示する

    この作品を読んで胸が締め付けられる人は多いと思います。
    何故女郎にならなければいけなかったのか…それは家が貧しいから。
    これは、女の子が産まれたらう売られることが決まっていた北の貧しい地方が舞台の話です。

    誰に買われていたか…
    それは主に軍人や船乗り、そして北海道の開拓民。

    女郎の苦しさを描いた作品はたくさんありますが、この作品では北海道の開拓民のことにも触れています。

    東京で開拓使に騙され北海道へ連れていかれ、劣悪な環境の中で働きダメになれば見捨てられる。
    女郎と同様、逃げ出せば折檻が…

    劣悪な環境の中でも仕事に精を出させる為に、金と女は必要不可欠だったことが読み進めていくうちにお分かりになると思います。

    東京の吉原での話とはかなり違う、北の遊郭の真実・歴史がぎっしり詰まっています。
    この作品を読んで泣いた方はきっと多いと思います。
    ただ同情したとかではなく…うまく言えません。

    ラストはバッドエンドではありません。
    時代背景的に「ハッピーエンド」とは言えませんが、読み終わりは重いながらもスッキリします。
    オススメです。

    by 匿名希望
    • 24
  2. 評価:5.000 5.0

    気になってた作品

    軽い気持ちで読み始めたら、実に重く悲しい内容でした。
    4人の女性のそれぞれの道…。閉ざされた世界で彼女たちなりに見出した幸せの形なのだと思うが、それが余計に悲しく思えて辛かった。
    いろいろと考えさせられる作品でした。

    by 匿名希望
    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    読みたかった!

    ずっと読みたかった作品です。
    以前どこかのサイトで試し読みし、ネットでも話題になっていた作品なので気になってました。
    女性としては、読んでいる途中で辛い描写もありましたが、このような現実から目を逸らしてはいけないと思いました。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    救いのない話ではない。

    ネタバレ レビューを表示する

    とても重く苦しい内容ではありますが、救いのない不幸な話し、ではないと思います。
    生きることは死ぬよりもつらく苦しいけれど、お梅は最後まで生き抜きました。その結果、かけがえのない娘という存在を生み、義母の言うように「世界一幸せな母親」であったこともまた事実だと思います。そして、大河内家という盾を使い、道生を守り通した義母もまた、女性の強さ、優しさを感じさせる象徴的な存在でした。身請けしておきながら、ただ世間と距離を置くくらいしかしなかった旦那より、よほど強いです。
    ただ、道生が女性ながら教師という職業をもち、好青年と結婚できたのは、やはり家柄という後ろ盾があったからだと思います。
    現代社会においても、貧困の連鎖の問題は残っており、そういう意味では、いつの時代も不遇な人というのは一定数いるわけです。
    そのような中でどう生きるか。
    戦前戦後の一時代を知るだけでなく、自らの生き方を問う名作だと思います。

    by 匿名希望
    • 15
  5. 評価:5.000 5.0

    産まれたときから決まっている運命

    貧しさのなか親に売られ、それでも這い上がる人、脱落していく人…
    それぞれの運命が描かれていて、読むと重くて苦しくなります。

    by 匿名希望
    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    遊廓なんて、江戸時代の頃のイメージしか無かったのですが、
    太平洋戦争の時代...ということは昭和ですよね。
    自分が生まれる数十年前までこんな世界があったのかと思うと、とても苦しく悲しくなります。
    田舎の貧しい農家に生まれた少女が物のように売り買いされた時代。
    こんな時代は二度と来て欲しくないですね。

    by 匿名希望
    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    渾身の名作

    青森から室蘭の幕西遊廓に「売られていった」少女たちを主人公に、日本の近代化の中で目覚ましい発展を遂げた「鉄の街」室蘭の裏歴史を描く、一大巨編。

    私たちのほとんどが詳しくは知らない北海道開拓の時代背景を語る「大きな」ストーリーと、そこに生きた女たちの「小さな」ストーリーのバランスが絶妙である。
    大きなストーリーが主人公たちの描写にリアリティーと説得力を与え、小さなストーリーが歴史の解説に悲哀と情緒を与える。
    この相互補完が見事に決まり、単なる史実を超えた、圧倒的な物語がそこに立ち現れている。

    姉への複雑な思慕から、芸妓の世界を蹴って、自ら女郎として生きる道を選んだお梅。
    没落した公家の娘という偽りの姿を演じ続け、芸妓として成り上がる武子。
    器量の悪さから下働きをさせられ、女郎に憧れる道子。
    決して報われない愛情を秘め、冷徹なまでに静かに振る舞う番頭の直吉。
    個々のキャラクターの造形も素晴らしい。
    私は、直吉が感情を爆発させる場面で涙をこらえられなかった。

    作中、室蘭が作者の故郷であることが明かされる。
    「残酷な性は知らされることなく、私たちは大人になった」。
    その思いを胸に、作者はペンをとった。
    そこにあったのは、何だったのだろう。
    義務か、責任か、欲求か。
    私が感じたのは、そういう言葉では説明のつかない、室蘭に生まれた漫画家として「描かねばならぬ」という圧倒的な熱量と、鬼気迫るほどの意志力であった。

    渾身、という言葉がこれほど相応しい漫画を、私は他に知らない。

    by roka
    • 84
  8. 評価:5.000 5.0

    目を背けたくなる様な、本当にあった出来事。同じ女に生まれたのに、時代や場所が違うだけで、こんなに苦労した娘がこんなにいたとは…

    by 匿名希望
    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    辛い話

    実際にあった話を漫画にしてると思います。
    本当に貧しくて餓死するか娘を売るか二択を迫られる親を辛いと思いますが、今の考えと違い、昔は命の価値は軽かったのかなと思います。悲しくて辛いですが、読んでいて考えさせられるお話です。

    by 匿名希望
    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    時代

    こんな時代があったんだ!と驚くばかりです。
    姨捨山という映画を見たことがあるけれど、
    家族が増えると、食べるものに困るからと親を捨てに行く
    または、子を売るって
    私には想像出来ない時代が存在したんだと衝撃を受けました。
    こういった話は、伝えていくべきだと思います。

    by 匿名希望
    • 0

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