【ネタバレあり】美醜の大地～復讐のために顔を捨てた女～のレビューと感想（31ページ目）

ひきこまれる

正直タイトルや雰囲気から、最初はよくあるドロドロした女の復讐モノ？という印象でしたが、読み進めると伏線が多く時代背景もかなりしっかりしていてサスペンスとして面白い。絵もかなりうまくて読みやすい。
古風な味も薄っぺらではなく、当時の樺太や北海道の事がよくわかる。横溝正史のような雰囲気もあり。
皆、深い業と過去があり、主人公も見た目は関係なく頭がよく魅力的ですが、他の人物背景も緻密に描かれている。無邪気で残酷な少女時代の罪から、幼少期の深いトラウマが形成した人格まで、複数の人物の伏線が同時進行して怖いけれど、惹き込まれます。
なんかタイトルとかでよくある安いような作品に見えて損してる(？)気もしますが、かなり面白いです。

負の連鎖

絵が綺麗で読みやすいです。
最初はとんとんハナの復讐が行われていきスカッとする感じですが、だんだん複雑に話がすすんでいき、今後の展開が気になります。
絢子がハナに向ける思いなんなのだろうか。

読めば読むほど

ストーリーにどんどん引き込まれます。いじめで家族を無くしてしまう主人公があまりにもかわいそう。幸せになってほしい。

引き込まれる…

いろいろ複雑に絡み合っていく事情が
最後どの様に解決するのか気になってたまらない。
あちこちでいろんな復讐心が湧いたり、改心しそうになると壊されたり…巧妙ですね。
まんまと最後まで引きずり込まれる気配です。

初めは

面白く読んでいましたが、話が長すぎて１話１話も短いし、なかなか、話が進まなくてイライラしてしまいます。

あれ？

前から表紙の主人公ってこんな絵でしたっけ？最初の方は見るの辛いです。不幸のオンパレードが続きます。。

いやー、やっぱりいざ対面すると怖いのかなぁ……
もっと別な復讐方法なかったんだろうか……
みんな不幸になっちゃうなぁ……

顔の見た目だけでここまで酷いことができるのか、と思うほどの仕打ちを同級生から受けた女性が、新しい自分になって復讐していくお話。

復讐によって、主人公が思っていた以上の結果を相手にもたらして苦しむシーンもあり、復讐とは心が晴れることはなく、より、苦しむ原因になるものだな、と感じました。
復讐せずに、幸せを求めて生きていくことも出来ただろうけど、母や幼い弟を死に追いやったと思ったら…

自分も相手を憎まずにはいられないかもしれない。
こういう話は、海外や当時の日本、いや、現代の日本でも決して珍しい事ではないかもしれない。

やはり人は見た目が1番

見た目が一番なんだと思い知らされる。
可愛い小さい弟を殺されて、ここまでされたら私だって復讐したくなる。でも、現実はこうはいかないよね。
周りに次々と現れる協力者もハナが美しいからっていうのもあるんだろうな…

主人公のハナが復讐する相手、絇子が何を考えているか分からなくて不気味でしたが、彼女も悲惨な過去があってハナに執着することがわかりました。個人的にはとしえが化け物みたいになっていて一番怖いです。