【ネタバレあり】太陽が見ている(かもしれないから)のレビューと感想

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  1. 評価:5.000 5.0

    読んでほしい

    いくえみ先生の作品はどれも大好きで、今回もハマってます。

    楡(にれ・♂)が大好きです。
    岬(みさき・♀)も大好きです。
    故に、日帆が嫌いです。←私がです。

    母親の恋人からせまられ、家を飛び出した岬。
    家出した岬と一緒に暮らしはじめた楡。
    母親の自殺に苦しむ日帆を救う唯一の存在も、楡しかいなかった。
    そんな楡も、実父が自殺に追い込んだ家族の残像がまとわりついて。

    思春期特有の危うさの中で、3人の関係は進んでいきます。
    恋と友情の狭間をゆらゆらと漂いながら。
    弱くて脆くて危うげな3人の関係。
    それぞれが抱える家族との問題。

    ですが、ある事件をきっかけに3人は3人でいられなくなります。
    バラバラになった3人は高校を卒業、楡と日帆は大学、岬は夢のために仕事を。

    楡、岬、日帆、飯島兄弟。
    5人の気持ちが交差して、もう何とも言えない気持ちになります。
    心臓がえぐられ過ぎて、吐きそうになるくらい。
    ぜひ読んでほしいです。

    • 71
  2. 評価:4.000 4.0

    いくえみ綾先生の作品は、かれこれ30年近く前になるのでしょうか、私が中学生になるくらいの頃、同じように生きづらさや、家族の悩みを抱えていた頃に、すごく強い印象を残しました。和樹を真似てオキシドールで髪を茶色くして、案の定、上級生に呼び出されたり、今となってはいい思い出です。

    この作品もそうですし、あなたのことはそれほど、もそうですが、父親の不在、母親への嫌悪、母親の恋人、という関係性はどこか共通しつつ、ホットロードでは子供のままでしたが、あなたのことはそれほどでは大人の話として、またこの作品は子供から大人への成長を通して、ほろ苦いものの、どれもそれぞれにハッピーエンドと言えるところが、いくえみ先生の描く作品が苦しくても救われるな、と思います。

    とはいえ、チキンハートな私は、お試し二話を読んで、続きがきになるけど苦しいのは耐えられず、すっ飛ばして最後の二話を読んでひと安心しています。

    これから勇気が出たら、続きも読みたいです。

    by 匿名希望
    • 38
  3. 評価:5.000 5.0

    全話読みました。

    楡の岬への気持ちは、最初から最後までぶれていないと、私は感じました。

    日帆への気持ちは、義務?と責任。
    親への気持ちが、同じだから一緒に居れば、癒されるはずが、傷口を拡げていくだけの関係。
    前進しないはずですよね。

    岬が、とにかく辛かったはず。飯島弟の優しさに逃げた形。
    2人が手を繋いだ場面を見た、楡の気持ちを思うと、切なかったな。

    日帆に、好きになってやったのにと…この言葉だけで、楡の気持ちが良く表れてる。

    遠回りしたけど、最後はハッピーエンドで良かった。

    • 13
  4. 評価:5.000 5.0

    切ない

    私は岬に感情移入しすぎて、何度も泣きました。楡みたいな人を一度好きになったら抜け出せないだろうな、と。
    楡と日帆が大学生になって前より気楽な恋人同士のような雰囲気になっていくところも、岬の気持ちになると本当に辛かったです。
    最後は絶対にハッピーエンドがいいと思いながらも、もし違ったら最後まで読んだこと後悔しないか、と思いながらも途中で止められるわけもなく。
    最後まで読んで良かったです。

    by 匿名希望
    • 11
  5. 評価:3.000 3.0

    居心地のいい男友達、いいなあなんて最初は思ったけど一筋縄じゃいきませんね。4年は長い。本心を認めて進むまで4年もかかるかあ。飯島弟凄くいいと思うよー。私は飯島弟推しだわ。飯島兄は…苦手だ。岬って一番最初に変わった子な描かれ方だったけど、特にそんなこともなく、普通にいろんな人と交流持てるじゃん。日帆は危うい。自分を好きだった男と連絡取って彼氏にも出来ない親密な話するかね。裏切りだなあ。ハッピーエンドだけど彼等はまだ二十歳。この結末、私は腑に落ちない。しかし号泣した(笑)

    • 9
  6. 評価:3.000 3.0

    いくえみワールド全開、という感じです。
    全体的に暗いストーリーで、楽しめる回と落ちる回の落差がすごく、落ちる回を読んだ後は後味の悪いドヨーン感を引きずります。

    回を増す毎に日帆のメンヘラが加速していってイライラする。事件をきっかけに楡の気持ち(責任感)を利用して手に入れても、最後に楡から「好きになってやった」「何のために」という決定的な言葉をぶつけられても、離すまいと全力ですがり付く日帆は狂気すぎる。裏でずっと飯島兄をキープしておいて何言ってんのこいつ?って感じ。

    日帆は「依存できる男がいないと生きていけないタイプ」、楡もそれを分かっているから振りきれずに何年もズルズルしちゃったんだろうな。

    ラストは楡がやっと自分の気持ちに向き合って岬とハッピーエンドになったから良かったけど…。

    総括:飯島兄弟が良い奴らすぎて泣ける。

    • 7
  7. 評価:5.000 5.0

    無料からラストに飛んで読みました

    嫌われたり、
    離れることが怖くて楡と
    出会った15歳から高校生まで 男として
    好きって愛してるって
    言えなかった主人公

    いーじまくんと付き合って別れたらしいけど、
    母親も同じで
    どんなに男を取っ替えても
    母は主人公の父親以上の人はいないと
    主人公は
    楡と結婚して高校生の時一緒に住んでた家を
    楡と2人で修復作業をして
    キスして楡から
    2人で座って手を重ねたり
    修復作業も
    井田さんを呼ぶんじゃなくて
    2人でやりたいって言葉を読んだ時
    やっとホッとした

    結婚指輪を見て
    良かったと思った


    やっぱり
    気持ちに素直になると幸せになるんだな

    お幸せに
    今度は2人きりでラブラブをたくさん
    味わってね

    by baida
    • 4
  8. 評価:5.000 5.0

    数十年ぶり

    数十年ぶりにいくえみ綾さんの作品を読みました。当時、中学生だった私は、いくえみ綾さんの描く主人公に憧れ、男の子に恋していました。かっこよくて、スマートだけど、完璧ではなく、危なっかしい…人間味あふれる、そんな男の子を描かれていました。そして、数十年後、今またいくえみ綾さんの描く男の子に恋してしまいました。
    読んでいくうちに、辛すぎて、切なすぎて、涙しました…でも、読む手は止まりませんでした。初めて読むのに、なんだか懐かしいような、中学生だった頃にタイムスリップしたような気持ちで読み終えました。
    きっと最後、楡は幸せだったと…あの穏やかな笑顔を見た時、あー良かったと心から思いました。

    by 匿名希望
    • 4
  9. 評価:5.000 5.0

    いくえみ先生の作品は心の底が抉られて苦しいくらい。でも、見続けちゃうんですよね。

    一人が一番楽に生きられてたのに一人じゃない喜びを知ってしまった人達は、深いところでそれぞれ支え合い頼り合いながらじゃないと生きられなくなって。悪役はいないけど善人ばかりでもなくて、登場人物みんなに感情移入出来てしまって本当に悩ましいです。
    中でも飯島兄弟の役回り、なかなか重要になってきたじゃありませんか!始めはただの当て馬としか思っていませんでした。飯島兄には幸せになって頂きたいと切望します。
    ニレの“壊したくないもの”が復活してくれるかな?岬の“喜び”が戻ってきてくれるかな?
    まだまだクライマックスは遠いのかしら。

    • 4
  10. 評価:3.000 3.0

    爽快さのない作品でした

    飯島兄弟を除き、主要キャラクターに全く共感できないし、好きになれないです。

    主人公含めて、どのキャラクターも自己中心的で、前向きに見せて、実のところはずっと後ろ向き。周りを傷つけ迷惑をかけ、都合よく甘えている。

    飯島兄弟は報われないし、作者はこういった若い頃の葛藤や切なさを描くのが上手いのだと思いますし、絵も綺麗で読みやすいのですが、終わった後に何も残りませんでした。
    少女漫画ですし、最後はあと味良くほっこりしたかったのですが。。

    by 匿名希望
    • 5
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