5.0
胸がキューっと切ない
メインの3人は胸の中に抱えているものがあって、本当に大事なものには手を伸ばせない。
そんな幸せに向かって進んでいない感じがなんとも切なかったです。
それとは対照的に真っ直ぐ健全に生きている兄弟
が絡んできて、いつも軌道修正してくれる。
最終的にはいろいろあったけど、最後まで読んでよかったと思えました。
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メインの3人は胸の中に抱えているものがあって、本当に大事なものには手を伸ばせない。
そんな幸せに向かって進んでいない感じがなんとも切なかったです。
それとは対照的に真っ直ぐ健全に生きている兄弟
が絡んできて、いつも軌道修正してくれる。
最終的にはいろいろあったけど、最後まで読んでよかったと思えました。
傷を抱えた男女3人のお話。
みさきもかずほもニレを好き。
ニレとみさきの友情?(本当は両思いだけど、ニレは自分の気持ちにきずいてないのか、罪悪感から、みさきの気持ちに答えないのか)に、かずほが割り込み、次第にニレとの仲を深めます。ニレもかずほに罪悪感があり力になろうと恋心ではないと思うがそばにいるようになります。みさきもかずほを友人として大好きですがニレをとられそうで次第に嫉妬へ。
私はみさきが大好きで、最初からニレを救えるのはみさきだけと思っていたし、かずほのニレへの思いは執着のような恐さがあるので、ニレとかずほが最初に、くっついたのがショックでした。最後はみさきのニレを思う一途な強さでなんとかなったけど、普通はダメになるし、みさきを一途に思ってた男の子も可哀想だし、なかなかスッキリしなかったです。
まだこの作家さんの独特な雰囲気になれていないので、ゆっくり読まないと理解しきれなくて、読者のコメントで補完しながら読んでます。
私は岬派です。岬の方に共感してしまう。かずほ派と別れると思う。
ダークなようで爽やかさもあり。友達から好きに変わる感情の過程を丁寧に描いてる。
少しひねくれている岬、楡が好きなのではなくて楡に執着しているようにも思う。
お互い不幸自慢している時もあるけど若いときって自分は可哀想だと思うもんだよね。
なんだかんだ言って好きな作品です。
大金持ちでいじめられっ子の楡。でもそんな楡と馬が合った岬。そんなふたりの奇妙な同居生活に、日帆や飯島兄弟がからんで、危うい均衡関係で友達でいる。この緊張感が切ない。
楡大好きで何回も読みました。
何回も泣いたり、イライラモヤモヤしたり…
登場人物の
キャラが全員すごい好き
特に飯島兄弟…!良い奴すぎる…
楡もみさきも思い合ってるはずなのに…
中々くっつかず…それぞれが、いろんな思いを隠して付き合っていて早く本心をさらけ出しでみさきと、楡がうまくいくのをずっと願いながら見ました。かなり最後の方で、やっとというかんじでしたが登場人物全ての人の心の葛藤がうまく描かれていて見ごたえがありました。
学生さん同士の恋愛物かな。主人公が独特の雰囲気。
学校になかなかこない楡くんと少しずつ仲良くなっていくようです。そして心優ちゃんという子は優しくない態度の悪い女の子ということがわかった。女同士の関係も色々あるよね。またエピソードが続くのかも!?
いくえみ作品は感情移入しすぎて辛くなりますが、どうしても読み返してしまいます。
最後はなんとかハッピーエンドでよかったです。
いくえみ先生の名前が懐かしくて、読み始めました。心の描写や、表情、素晴らしいですね。ドラマを見ているような、小説読んでいるような。何度も読み返しています。
楡は、岬との関係が一番心地いいけど、日帆と再会し、自分が守って支えようと、そして、それがいつも恨まれていた自分の気持ちも楽になると思ったんじゃないかと思いました。でも、違った。
岬は、辛かったけど、飯島弟に随分救われたとも思う。やっぱり、心はあるべきところに…ですね。
最後は、楡や日帆、岬が穏やかな表情になって良かったです。