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ものすごくドラマティックなわけではないですが、登場人物や陶芸の現場にしっかり肉付けがされていて、細部に至るまで丁寧に描かれている良作です。実写映画として向いていそう。おしまいまで読みきりたいです。
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540位 ?
ものすごくドラマティックなわけではないですが、登場人物や陶芸の現場にしっかり肉付けがされていて、細部に至るまで丁寧に描かれている良作です。実写映画として向いていそう。おしまいまで読みきりたいです。
『バナナフィッシュ』ワールドとつながっているのが、ファンとしてはかなりのニヤリポイントです。ラストでのセイの姿が衝撃的でした。悲しい。
日本の漫画史に残る傑作!!長編なので、初期と後期で大分絵が違いますが、初期はパンク感とスピード感満点で、後期は絵画のような美しさと繊細な心理描写が際立っています。あのラストシーンは何度見ても泣ける。後期途中から、二人が希望に溢れた未来を語る度に、そうではないラストが待っているんだろうな…と漠然と感じていました。アッシュの魂は救われましたが、残された英二は辛すぎ。『光の庭』で、彼を大切に思う人達によって守られ、ほんの僅かずつ歩きだした英二ですが、輝くような笑顔はもう二度と戻らないだろうなぁと思います。何度読み返しても新鮮さを失わない、この作品を生み出してくださってありがとうございます~(感涙)
ヒロイン、ヒーローの子供時代から始まる作品は、前段が長いと感じてしまうのであまり読まないのですが、この作品は最初から面白く読めました。絵もとても綺麗だし、アンシアが理知的で、押しの皇子に無償の愛をもって支えていく姿は、バイタリティーに溢れていて素敵。
表現が大分かっとんでますね。正直絵も整っているとは言えず、本来はあまり好みの作品とは言えないのですが、独特の世界観があって、中毒性ありです。
ヒロインの真綾は自己肯定力が低くて、千輝くんの出すラブラブサインにちっとも気づかない。普通このパターンだと、ウジウジするヒロインにイラッとしてしまい、素敵な彼が何故この子が良いのか疑問に感じてしまったりしますが、真綾はさっぱりしていて、楽しい事を見つけるのが得意でとっても魅力的。千輝くんが好きになるのも納得できます。
まいこが時にマイペース過ぎてイラッとする事もありますが、それ以上に、そんな個性的なまいこを大きな、おおらかな愛情で包み込む晴海さんに毎回癒されます。泥沼要素てんこ盛りなのに、決してそうならないので、安心してストーリーを楽しめる所が良いです。
爽やかな、正に王道の青春漫画。吹奏楽の名門部の中で初心者が夢を叶えるのは並大抵の事ではなくて、絶対無理と諦めてしまうのは簡単だけど、つばさは諦めない。やってはいけない規律破りで処分を受けるも、精神的に辛い状況を正面から受け止める姿は、痛いけど清々しい。そして、大介!もう尊すぎる(泣)高校球児が無心に白球を追う姿は無私の境地で、神々しい!彼がいたからつばさも頑張れたんだな。終わってしまうのが寂しいくらいでした。
端から見たら劇的なドラマが展開するわけではなくて、日常の中に悩みや喜び、発見があって、一人一人がキラキラ輝く、そんな物語だと思います。実社会ではティーンの人間関係が情報量と共に複雑になっていると感じるし、漫画などもディープになっている気がしますが、この作品が愛されているのは、誰もが夢を見たいからだと思います。読んでいると心が温かくなる、ぶつかったりすれ違ったりしても、人は分かり合えると思えるし思いたい。
今とは全く違うSF作品です。作者さんが最初からおしまいまで、正に心血を注いで創りあげた「作品」。壮大なスペースオペラと言っても過言ではないと思っています。
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青の花 器の森