5.0
虎の魅力と鷹の影、卯の跳ね具合
88話まで読みました。
明治時代、日本のど真ん中、世代わり喧騒の日本橋で老舗の呉服屋の生き残りをかけたお話です。
今も昔も新しく面白いものに人が集まる姿は変わらず、開国して人が流れ、新しい物が流行り経済が盛り上がる、そして古いものが淘汰されていく様を様々な人物の視点から描かれています。
人たらしの虎三郎、クールで闇を抱える鷹頭、コンプレックスだらけでも好きなものに心酔して卯ノ原スタイルを創造する時子、番頭さんや、好敵手の呉服屋さんなども何方も魅力的で話がみんなに掛かっていて素晴らしい構成です。
ビジネスの話も現代でも通ずるアイデアや情熱もあり、見入ります。
絵もすごくステキで、男性がまあカッコいい。何方も書き分けてあり分かりやすい。
また着物やこれから流行る洋装もレースなどキラキラしたものが多くて気持ちが上がります。
これはこれは次が楽しみです。
配信お待ちしています。
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日に流れて橋に行く