5.0
人気なはずです
映画化したい!と思う人がいるはずです(映画でこの感じをうまく描いてくれているのかな、という不安でいっぱいで、怖くて観るのを躊躇してしまうけど)。
だって、すごくいいもん。
面白いし、深いし、
いろいろと迎合していないし。
槙生ちゃん、好き。
15歳のあの頃にしがみついていないけど、あの頃を否定もせず、大人として今を生きているところが好き。
朝から見たら大人像とずれてる、ていう描写も好きでいとおしい。
私も多分お姉ちゃんは苦手で、えみりのお母さんとママ友にもなれない。
私は夫と子供ふたりがいるので、槙生ちゃんではないのだけれど。
けれど、とてもわかる。
とても言葉にするのが難しい感情をすごく上手に描いておられると思う。
ざっと早く読んでしまうのが失礼な気がする。
ゆっくりとかみしめるように読まなければ、と思える尊い作品。
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違国日記