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ざわざわ
人の絵もいいのだが、人以外の風景や動物の絵がすごい美しい。それが物語のスリルを盛り上げていくのに効果的に作用している。何度か読み返して確認してもう一度読みたくなる。
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22321位 ?
人の絵もいいのだが、人以外の風景や動物の絵がすごい美しい。それが物語のスリルを盛り上げていくのに効果的に作用している。何度か読み返して確認してもう一度読みたくなる。
烏賀陽弘道さんが褒めていたので読んでみた。すごい。このショックを一週間くらい引きずりそう。普通に見える家庭の中の隠れたハラスメント。少なからず体験している人はいるだろう。私も同居してた実母に、「私の方が家事育児できてるし、頑張ってる」って言われただけで悲しかった。私が母だ!って。結局、別居したな。すべてとってかわられた日にはどれほど悲しいだろう。そうなれば毒親を通り越して悪魔だよ。ワンオペも地獄なのわかるけど。一番悪いの夫じゃね?って気もしてくるな。お前も少しは育児しろ!女にばっかり任せてんじゃないよ!
お坊ちゃんの政治家や官僚にこそ読んでほしい。きっと、今ここで起きていること。社会という荒野では、戦うすべを知らないものは、骨の髄までしゃぶられることを教えてくれた作品。法は戦う武器になりえる。明日は我が身。警察の当てにならないサラリーマンぶりをサラッと描いているところもいい。奴ら、自営業者より、かなりぬるま湯で生きてるね。
これ以上に迫力とインパクトがある絵にあったことない。悪役の警察官の絵はマジヤバイ。トラウマなりそう。何年かに一度読み返してしまう。どちらかというと裏の世界の話で。勝つためなら汚いこともするのだけれど。今じゃ表の世界の方が汚くて、その汚さを隠そうともせずに開きなおっている気がしてくる。世界の金持ちを哲也がやつける回は、本当に痛快。
このギャグのような絵の物語の中に、人間の醜さ、美しさ、残酷さ、悲しさ、すべてが詰まっている気がする。ラストは涙なしに読めない。学校の先生が決めたルールがあるのだが、ロールズの「公正としての正義」のように集団が選択するなら、こんなルールは多数決にならないはずなのに。人の世はなぜこうなのか?握りしめた拳に血が滲む。
これは、ポイント追加追加で一晩で一気読みしてしまった作品。とにかく続きが気になってしまった。心の問題に興味のある人はきっとハマりそう。
友一の活躍に目が離せない。えっ!その手があったか!そんなのあり?と手に汗握るゲーム展開。明かされない謎が多くて、早く教えてよ~と思って読んでいた。
圧巻のラスト。そんなことできる人間かこの世にいるの?という驚き。閉じられた空間の中で、集団がどんな風に変化していくのか、その有り様も読みごたえ十分。人が夢見る異世界、どこかに存在してほしい願望があるのかも。
近代以前の生活世界を体験している人を、強烈に羨ましく感じるときがある。その時代の人々の感覚を丁寧に描いていて、すごくおもしろい作品。死ってなんだ?心ってなんだ?今の常識って本質か?色んな問いが残っている。
男が、勝手に女に幻想抱いて、勝手に幻滅して、しまいには見下すという3段階。こういうモラハラ夫がいるのはよーくわかる。それを育児中にするのは残酷すぎる。こんな男が多いから少子化が止まらないんだよ!とキレそうになる。それでも、体験することで、自分の身に降りかかることで、コミュニケーションも変わり始めるのは希望がある。
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テセウスの船