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抜け出すには
支援は、何が正解なのかわからず、迷い込んでしまいそうだけど、ちゃんと正解を求めようとしてるところが誠実だと思う。今の、繁栄の中の貧困って、本当に訳がわからない。
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支援は、何が正解なのかわからず、迷い込んでしまいそうだけど、ちゃんと正解を求めようとしてるところが誠実だと思う。今の、繁栄の中の貧困って、本当に訳がわからない。
このおどろおどろしさと、うさぎのようなポップなものが同居する世界は、この人にしか描けない。母に対してぞっとする。
不登校がこれほど大変なものだとは、知りませんでした。最初のとまどいや、うまくいきかけたときのつまづきなど、丁寧に描かれていてよかったです。
問題のない子どもなんてありえない、その通り。見てみぬふりしないで、子どもと真剣に向き合うことでしか、事態は好転しないだろう。支援者の在り方についても考えさせられる。
ストーリーもすごく魅力的。加えて、中国の話が出てきたり、日常の延長線にはあるんだけど、行けそうで行けない、近くて遠い国の話のようでもあり、憧れる世界の話。子どもの頃の、はみ出してみたい気持ちが甦る。
仕事より育児がラクだなんて、やったことない夫になぜわかる?個人の責任だけじゃないかもね。家庭とか、学校とか社会で洗脳していくのね。育児より仕事して収入ある方がえらいってね。さすがジェンダーギャップ指数120位の国だね。
失恋を仕事で乗り越えるあたりがリアルだと思った。生きるためだけにここまで必死になれるものだろうか。自分はそこまでできないから、離れたいって男の気持ちもわかる。でも突き進む松方さんはカッコいいね。
実は天才のマヤよりも、才能はあっても天才までいかない亜弓に惹かれる。マヤよりはるかに深い亜弓の苦悩に惹かれる。二人が散らす舞台の火花は見ごたえがある。そこから見える世界を見てみたい。
長い休みに、じっくり腰をすえて読みたい大作。エレンがヒストリアに触れ、海を見たあとから、物語が変わっていく。暴力に屈せず、必死に生きていただけの子どもたちが、暴力を行使する側になっていく。世界は残酷、その意味が変わってくる。弱肉強食が残酷なだけじゃない。被害者が加害者になっていく、その連鎖が残酷だと思う。
思い出すだけで笑ってしまう。誰かと一緒にいて、二人の好きなもので、一緒に笑いあえるって素敵だなと思える。これを読んで知らなかった漫画やアニソンに出会うこともできたし、そういう楽しみ方もできる。
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神様の背中 ~貧困の中の子どもたち~