4.0
客観視
子育てに正解はないわけで、でもとりあえず時間がすぎていったときに、なんであんなにいっぱいいいっぱいだったかなあ、今ならもう少し冷静に対処できるのになあと思うことはある。今渦中にある人には、少し客観視できるための、もう渦中を脱した人には懐かしい思いと今渦中にいる人への思いやりを持つための、優しいマンガ。
- 0
31702位 ?
子育てに正解はないわけで、でもとりあえず時間がすぎていったときに、なんであんなにいっぱいいいっぱいだったかなあ、今ならもう少し冷静に対処できるのになあと思うことはある。今渦中にある人には、少し客観視できるための、もう渦中を脱した人には懐かしい思いと今渦中にいる人への思いやりを持つための、優しいマンガ。
中学生で数学につまずいたものとしては、大学に入るまでは順調だったならもうそれでいいじゃんと思ったりもするけれど、大人になってからの挫折ってなかなか復活しがたいのを身をもって知るので主人公をついつい応援してしまう。
結局、人が成長するためには、苦労したり多少は痛い目に遭わないといけないんだなあと思わされた。ただ単に技術として他者を斬り伏せることができることと、人として強いことはイコールではないのだなと。
描かれることの一つ一つが、どうしようもなくこころを揺さぶってきて、こちらの日常を違った光景のように見せてくる。色々な人やモノが有機的に繋がって、感動せざるを得ない。それを心地よいと思うか不快と思うか、各々の人生が試される感じがする。
もしかしたら野球をやっている人には常識?と思えることも、全くの門外漢にはとても新鮮。どんなことでも、それを極めた人には何かしら目から鱗なノウハウがあるんでしょうね。野球をキャッチャー目線で見ることもなかなかないので面白かったです。
作中、大会の審査員が気鋭の若いダンサーに向かって、君の才能を活かせる数ある種目の中からダンスを選んでくれてありがとう、というようなことを言っていて、運動神経がいいと色んなことができていいなー、と羨ましく思った次第…。
もう、完結しなくてもいいというか、これ以上続かない方が夢があるかも、という、既に圧倒的名作である本作。紅天女への煽りがずーっとすごかったので、一体どんなラストになるんだろうかと思っていたが、もうこのまま未完で終わった方が読者それぞれの紅天女がきれいなままでいられそうな気がする。
足場職人、という職業があることをこの作品で初めて知りました。いろんな人がいろんな技術でこの社会を支えてるんだなあ、と改めて思いました。
母が入院しているとき、様々な専門職さんが病床まで来てくれたが、中でも一番存在感が薄かったのが薬剤師さんだった。外来で薬を受け取る時は結構色々相談したりしていたので、それなりに薬剤師さんを頼りにしていたのだが、病棟に入ってみるとチーム医療の中でなかなか微妙な立場であるのを感じた。
読んでみると、病院薬剤師さんの仕事は大変なんだなあと思う。しかしやっぱり主人公のように、患者の不安な気持ちに寄り添う存在であってほしいなともつくづく思った。
マルコがいなくて寂しいけれど、いよいよナポリから故郷日本へ、基礎編から実践編へ、オリベが日本でその知識と技術と人間力?を発揮する。
実は日本の、特に江戸文化にも造詣の深いオリベ。以前のシリーズで日本に一時帰国したことはあったものの、今シリーズはしっかり腰を据えて日本人のための仕立てに取り組んでいるのが興味深い。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
赤ちゃんのホスト