うさうさうさにゃさんの投稿一覧

光と影

かっこいい

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主人公の数奇で過酷な運命、困難な人生。しかしそれに立ち向かう主人公が放つ、王の器たる輝き。とにかくかっこいい。そして支える人々の、英雄にはなり得ないものの尊い精神が胸を打つ。

11年後、私たちは

ステレオタイプだけどなんかすっきりしない

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11年連れ添ったカップルが破局して女性が新たな恋をして幸せになる、っていうシナリオがあって、それに色々沿うように後付けされているんだけど、シナリオありきが強すぎてちょっとご都合な気がします。どっちが悪いっていうことじゃなくて、男も若い女に目がくらんでダメだったけど、結局それを許してまで一緒にいたい人じゃなかったっていうことですよね。男は都合よくわかりやすい体のいい理由を与えてしまって、一方的に悪者になっているけど、女も次の恋にとっとといってしまっているわけでどっこいどっこい。

私たちはどうかしている

私たちというより

親がどうかしていたせいで、こうなったというか。誰が悪いということではないんだろうけど、誰も悪くないってことではないと思う。ただ、最近はお家第一の世界ってだいぶ少なくなってきていて、こういうものが伝統を守っている側面を考えるとちょっと複雑な気持ちもする。人間賛歌ばかりになってくると、辛い修業も、後継ぎ修業も、家業を守ることもなくなって、伝統も絶えてしまうんでしょうね。完全に自由になると人間じつは何もできなくなるとはいうけれど、そういう継承にまつわる色々なことを引き受けてでもやりたいという志がある人ならば、一般的な常識を当てはめることなく、愛情なんて二の次であってもいいのかもしれない、とも思う。

皇帝の一人娘

絵が好き

うまいといっていい絵面なのかは疑問に思うときもあるけど、そのぎこちなさがより中世のヨーロッパ感を醸し出している気がして結構好き。話が進んでいるようないないような、でも個人的にはアシシが出てくるだけで眼福なのでずっと読み続けます。ずっと長生きしてほしい。

にぶんのいち夫婦

結局は、腹を割って話せるかどうか

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夫の方のヨレヨレ感も大概だけど、妻の方もけっこうユラユラ。たしかに、浮気してるようにしかみえなかったし、その間の自分の感情の乱れっぷりでダメージ負ってるのはわかるけど、ことの真相がはっきりしてからの行動が謎。しんどかった気持ちが治癒しないからなのか、旦那を疑う自分に嫌気がさしたのか、本当のことを自分に相談しなかった旦那の自分への信頼に失望したのか、とにかくそんなの2人で一回ガチケンカして腹割っちゃえばいいことでしょ！とイライラする。

針子の乙女

世界観が美しい

とにかく女の子がかわいくて、妖精さんはじめふわっとしてとても美しいです。男性陣は、ちょっと微妙なキャラもいるかな。なかなか話が進まないけど、主人公が本来の能力を発揮して、幸せな人生を手に入れられるといいなと思わされます。

社内探偵

こんな展開とは！

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最初は、勧善懲悪というか、できないやつをできるやつが駆逐してハッピーという話かと思いましたが、話が進むにつれて誰が悪で誰が善、というより誰がどんな思惑で動いているのかどんどんわからなくなっていきます。これはもしかして良質なミステリー？更新が待ち望まれます。

クズ人間、治療します。ー人格整形外科ー

まあ、ホラーですよね

やってることは、実は相当なホラーな状況。確かに、それしか解決方法はないかなー、という案件ばかりなのでしょうがないといえばしょうがないけど、やってることは正義ではないよね。ただ、人は簡単に変えられないという真実は骨身に染みる。こうでもしないと変わらないんだね、こういう人たちってという、悲しみと諦念。

ワタシってサバサバしてるから

見方を変えればどっちが？

表紙をみればあきらかに自称サバサバ女が悪役なのですが、レビューをみても散見されるように、見方を変えればモデルの彼女も結構なキャラクターだったりするのが面白い。自サバ女を悪く描く方が受けるしわかりやすいし、確かに嫌な女なわけだけど、これだけわかりやすいと実は敵にもなんないというか。本当に厄介な人は、ぱっと見厄介には見えないわけで。

聖女の魔力は万能です

いい人ばかり

異世界への転生ものであるが、いきなり自分の意志とは関係なく異世界側の都合でそのまま瞬間移動するように連れてこられるパターンである。当然元の世界に帰せと言ってみるものの、異世界側でも理由があって多大なエネルギーを使って連れてきてるのと、帰す方法なんて最初からないので帰せない。相当理不尽な状況ではあるが、出てくる人たちがみないい人で、現世であまり幸せでなかった主人公がむしろ充実した人生を送ることができているという、幸せな雰囲気で話が進んでいくので読後感が心地よい。