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クズがいっぱい
最初は幸せだと思っていたけど、だんだんダンナの化けの皮が剥がれて奥さんに制裁される話のオムニバスものです。しかし、とはいえ最初から結構胸糞悪い男ばっかり。そしてそんな男の家族も高確率で残念な感じ。
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最初は幸せだと思っていたけど、だんだんダンナの化けの皮が剥がれて奥さんに制裁される話のオムニバスものです。しかし、とはいえ最初から結構胸糞悪い男ばっかり。そしてそんな男の家族も高確率で残念な感じ。
現実的ではないって分かっていても、やっぱり歴史上の偉人のようなリーダーさえいたらこの状況ももっと何とかなるんじゃないかっていう、コロナ禍でみんながどうしようもない閉塞感に苛まれた中からうまれた作品ではある。まあそれをおいたとしても、強烈なリーダーシップって、ちょっと憧れるかも。
魅力的な登場人物がいっぱいですが、一瞬もしかして腹黒?って思わせといてからのKOIBANA!の第三騎士団副団長様、あんた面白いよ笑
作者ご本人も作画中体調を崩されたりして、なかなかセンシティブでチャレンジングな内容だとは思いますが、であるからしてとても興味深い、とくに日本人にはなかなか馴染みの薄い理解が難しい部分をよく取り上げてくれたと思います。
大公殿下の造形が好みです。溺愛してそうなのにほんと不器用、でも肝心なところはしっかり活躍するという...読んでいくうちにいつの間にか殿下の声が梅原裕一郎さんで再生されてます。
偏った視点で独善的な価値観に従って、正義感を振りかざすやら被害妄想に陥るやら、現実社会にそんな人がなんと多いことか。卑屈にもならず、かといって尊大にもならず、自分を大事にしつつ他人も大事にできるって、自分を肯定してくれる人あってこそかもですね。主人公が家族に啖呵切った後、それでも定期的に実家に帰っているのはすごいな、尊敬できると思いました。
日常生活で人が殺し合うところなんてほぼ見ることのない現代人が、異世界の殺し合いに慣れすぎなのでは、と思うけれども、女性とはかくも強いもので、かくも順応していけるものなのかもしれない。愛するものの二者択一、切ないけれども最終的にはこれでよかったと言える結末でホッとした。
とんでもない美少女がとんでもない数奇な運命を辿りつつ超絶なテクでいきなりデビュー、という感じではなく、日本で生まれ育った主人公たちが徐々に世界を広げていきながら欧州勢に挑んでいく道のりが、多分リアルなんだと思う。色々大変なんだなーと親目線でもしみじみしました。
平安時代の貴族たちがいっぱい出てくるが、皆いい感じに色々な意味で不健康そうでよい。菅原道真が社交性に欠ける小童だったり、在原業平がなんとなく某俳優に似た色男だったり、キャラも立っていて面白い。
最初とっつきやすさを重視したからか、なんだか悪ふざけのような形で数字を扱ってしまって、かなり損していると思う。話が進むにつれて、実生活でも役に立ちそうな数字の理論が出てきてとても興味深いが、なんだろう、キャラのせいなのか、読み進めるのが億劫になってきてしまった。もったいない。
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極限夫婦