レビュアーランキング 1994位 ？
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21 - 30件目／全54件
4.0
保険金を支払うべき正当性があるかどうかを調査するための、保険会社の下請けアングラ領域が舞台です。
主人公はバツイチで元刑事、もちろん訳あり。特殊能力を持つ不思議高校生や警視など、濃い準主役と、これからどう絡んでいくのかすごく気になります。『囀る〜』に登場する鮫と鯨も出てきます。
まだ11話まで。夜明という名字の主人公と、夜明前の真っ暗な世界を象徴するような、玄という名前の高校生。
誰もが目にするオモテの顔と、嘘も含めた見えない腹のナカ。全てをさらけ出さないからこそ、そこはかとなく感じる何かの正体を知りたくて、続きが待ち遠しくてたまらない作品です。
注：BLではありませんよ！
21
4.0
早い段階でハッピーエンドが予想されても、予想外の展開も多くてドキドキします。
シリアスなテーマもあっけらかんとした構成と淡白な絵柄がうまくマッチして、最後まで一気読み。
読んでよかった〜と思える作品ですよ！
ここからはガツッとネタバレになりますが、
子どもの頃、最初に会った時から大好きになった女の子が親の再婚で姉になると知り、心を閉ざしてひねてしまった弟君の、ピュアな愛の物語なのです、、実は。
漫画とはいえ、湊のコスプレに気づかないのが色々あり得ないながらも、それほどまでに気持ちを押し殺してきたのねー、と思えるくらいの意外なピュアさと斜め上の一途さに、紆余曲折後の両思いを祝福する気持ちにしかならなかったほど。
湊が弟君と恋に落ちた経緯がよく分からないけど、たぶん、最初から好きだったのね。
とにかく、ハッピーエンドでよかった！
あっけらかんとした、かわいいお話です。
1
4.0
タイトルの意味は読めばわかる！
不器用そうな先輩の、どストレートな言動に、やられます。
高校生の恋愛ものとしては、久々のヒットで作。
主人公の可愛らしさも、嫌味はなく、一緒にドキドキしていく感じ。
オススメです☆
0
5.0
タイトルにも現れていますが、様々なエール(応援)がキラキラと心に余韻を広げる、青春漫画の傑作です！
野球と吹奏楽で、ともに甲子園に行こうと約束した2人。励まし合いながら、それぞれを部活に注ぎ込んだ高校3年間の青春の諸々、夢といじめや挫折、努力と成長とチームの結束、友情と恋、、、ゆっくりと段階を踏む展開も自然で、何度も目頭が熱くなりました。
応援が嬉しいシーンは、どちらかというと辛かったりシンドかったり、順風満帆ではない時。
でも、今の限界を越えようともがくからこそ、たとえ理不尽でも壁が厚くても、諦めそうになっても、応援してくれる存在がいて、応援を受け取れる自分がいて、何かがつながり、精一杯の今が支えられる。そんな努力の積み重ねが、奇跡のような未来を開いていく。
未熟だからこそ、誠実であろうとする姿に、純粋に心を動かされます。
少女漫画らしい可愛らしさも存分にありながら、瑞々しくて、まぶしくて、こんな風に人は人を支えられて、がんばれるんだと、爽やかな勇気をもらえる作品です。
心からオススメします☆
年代を超えて必読！
2
3.0
ドライアイスの異名を持つ超優秀な清楚美人姉（実はとんでもなく 悪女だ！）と、全国トップレベルの身体能力を持つイケメン弟の、禁忌愛。一件何事もなさそうで、その実、心理的駆け引きが濃密！で、どうなっちゃうの！とハラハラさせられます。
愛といっても、相手の幸せを願うというより、破滅上等の自己中な幼さで、弟人生を翻弄しまくりの姉は、実は真性のおバカなんじゃなかろうか。弟も高校生らしく簡単に翻弄されまくりで、何がそこまで彼らを歪ませたのか謎。
ただ、絵が綺麗でふたりとも漫画的に高すぎるスペックだから成り立つ魅力もあって、展開が気になる面白さです。なんだけど、いろいろあり得ないわぁ。。
実らない恋の切なさが好きな人向けかも。
2
5.0
ちいさな池の中から、水面を通して空を眺めるように、生きていた。どこか傍観者のように、本当の自分の居場所がないような心許なさ、それが、自分の人生なのだと思い込んでいた。
そんな主人公が、水底から顔をもたげ、たくさんの辛さも引き受けて、心に傷がついても、その心も一緒に乗り越えて、大切にしたい人としあわせな人生を歩み出す。
すごくさりげなくて、力強さをもらえるお話です。
施設で育ち、生みの両親も、本当の誕生日も知らない主人公が、訳ありの転校生との出会いから、葛藤し、成長して、本当の自分で生きる、と決めてゆく姿が心に響きます。
『生まれた日なんて本当はどうでもいいんだよ、きっと。
好きな人がいて
その人が自分この世に生まれてきて
目の前で生きているっていうことだけで、嬉しいんだよ。』
名言です。
14
5.0
国名や設定はちょいちょい変えてありますが、16世紀イングランドを舞台にしたエリザベス一世の物語がベースです。
王位継承者の影武者の存在が事実かはともかく、元ネタありきでこんなに先を読み進めるのが待ち遠しくてドキドキするのは、キングダム並！（本作品は女性向けですが、青年系が好きな方にもいけます）
独特のサラリとしたタッチと、イマジネーション豊かなストーリー展開の巧みさ、程よい深さで描写される心の機微、あっという間にトリコになりました。
血生臭い陰謀うずまく王宮を舞台に、主人公たちの苦悩と決意、生きる姿にも魅せられます。
現在94話、文字通り影となりエリザベスを支える影武者（男の子！）ロバートと、これからどんなやりとりが重ねられるのか、興味が尽きません。
歴史好きにも、そうでない人にも、強くオススメします！
6
3.0
花火を中心にしたお話で、花火を「魔法」という理由らしいことや、花火に込められた魅力は、15話くらいまで読まないと、伝わってきにくいかも。
やや展開が安易で、絵が綺麗なだけに子供っぽい印象が否めずなので、課金まではしないかも。ただ、日本のお家芸でもある花火の作り手の世界を垣間見えるのは楽しいと思いますよ！
0
4.0
原作者は「伯爵と妖精」を書いた人で、日本の地方にありそうな商店街を舞台にしたオムニバス作品です。
「思い出の時計」の「計」の字が外れた看板を持つイケメン時計修理屋さんと、人生に疲れて戻ってきた元美容師の主人公、風変わりな神社の少年など、さり気ない魅力を持つ登場人物とともに、いろんな人の人生や記憶、過去がほどかれ、癒されて、新しい時を刻みはじめる様子が、やさしく描かれています。
ゆるやかな時の魔法にかかったような、穏やかな心持ちになる良品ですよ！
1
4.0
過酷な宿命の中で、それぞれが守るべきものために、己れを差し出す。ある人にとって、それは国であり、愛する存在であり、過去の約束であり、未来であり。。
一国の姫でありながら疎んじられ、政治の駆け引きの中で幼い頃からあまりに過酷な運命を強いられる主人公、亜姫。売られてきた外国人の従者、薄星を傍らに、賢さと誇り高い勇気と逞しさで、運命を切り拓いていく、物語です。、、なんて、そんな簡単にまとめられないくらい壮大ですよ！
ひとり密かに吐きながらも、人前では凛として立ち、恋心をおして運命に向き合い、厳しい政治の駆け引きをしたり、闘い抜く亜姫の姿に惚れるし、応援せずにはおれない。
いろいろ過酷すぎて切ないんだけど、ちょいちょいユーモアもあって、絵も美しく、ストーリーの展開が秀逸な上に、多くの登場人物の心理描写も巧みで、物語の世界に引き込まれます。
始まり方から終結を予感させられるのは賛否両論ですが、読む価値有りのレベルの高い作品です。
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