5310582さんの投稿一覧

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21 - 30件目/全77件
  1. 評価:4.000 4.0

    ジャイキリこそサッカーの醍醐味

    リアルなサッカーを観戦している人間なら誰もが知っているだろうが、資金面で劣る側、格下の方が必ずしも負けるとは限らず、ちょいちょいジャイアントキリングが起きることがサッカーの醍醐味だ。この漫画はそこだけにスポットを当てた作品。よく出来ているとは思うが、スポーツ漫画の宿命として1試合が終わるまでにやたらと時間がかかるので、ジャイキリの爽快感を味わうためには、それなりの覚悟と課金が必要にはなる

    • 1
  2. 評価:4.000 4.0

    アズサというキーパーソン

    一世を風靡したトレンディードラマの金字塔の原作。私と同様にドラマを見てから原作を読んだと言う人も、原作は知らないという人も結構いると思う。
    原作とドラマの違いを比べてあれこれ言うのも一興だが、どっちが良いとかいう話は置いておく。ただ、一つ、ドラマには出てこない原作オンリーの登場人物に、高校時代のカンチ、さとみ、三上の同級生のアズサがいる。この子がリカとよく似た人間であるということ。そして(ネタバレは避けるが)カンチもさとみも三上も、アズサに対してトラウマを抱えていることが、物語の流れに深く関わってくる。これをたった12話のテレビドラマで表現するのは難しいから、ドラマでは登場しなかったのだろう。それも一つの正解かな、とは思う。いずれにせよ、アズサに注目して物語を読み進めてもらいたい

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    振り切っている馬鹿話

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    美人で仕事もバリバリこなせるのに、仕事のできないダメな男のことが好きで、しかも好きの裏返しで男に辛く当たってしまう主人公。一方、物語のヒーロー(?)は、長所を挙げるなら家族を大切にするというところと、自尊心過剰なぶりっ子の誘惑に嵌まることがないという程度(お陰で、そのぶりっ子が逆に彼に嵌まりつたあるという…(^^;)
    ものの見事に噛み合っていないが、ここまでぶっ飛んでいると、さすがに清々しい。あまりリアリティーとか気にせず、今後も馬鹿馬鹿しい話を楽しみたいと思う

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    ドラゴンボール第36巻のような世界観

    鳥山明の名作「ドラゴンボール」の第36巻では、主人公を孫悟空の長男・孫悟飯にチェンジし、さらに悟飯を普通の高校生として振る舞わせ、能力をひけらかすことなく生きる難しさを描いた緩い笑いが模索されていた。ドラゴンボール自体ではその試みは長続きしなかったが、この作品は、そのような緩い笑いを前面に押し出そうとしているように見受けられる。今後の展開次第だが、面白い試みだとは思う

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    「復讐」とはちょっと違う気がするが…

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    夫の母の介護のために会社を辞めてまで献身的に尽くしてきたのに、夫に浮気をされ、自殺をしかけるほど苦しむ妻。しかし、母の遺言により、巨額の遺産は全て自分のものになり…というところまではまあありきたりな話っぽいが、謎の彫り師が絡むだけで、こんな意外な展開になるとは面白い。ただ、「復讐」というのはちょっと違う気がする。どちらかといえば、夫は「因果応報」というか「自業自得」というか…

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    仙人モード

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    オタクである自分と仲良くしていたせいでいじめられ、深く相手を傷付けてしまった、という勘違いがきっかけで、どんなにきれいな女の子を目の前にしても心を動かすことがないように自分の心に鍵をかける「仙人モード」に突入してしまった山田くん。でも、実際のその相手は、山田くんの「自分を変えられるのは自分だけ」という一言に励まされて、その山田くんに何とかお礼が言いたい一心で、ついにはミス帝大にまで登り詰めるという驚きの話。
    とにかく、山田くんの一言で生まれかわり、本当にまっすぐに進むよしのちゃんが魅力的。あとは、どうやって、山田くんの「仙人モード」を攻略するか、だが…楽しみだ。
    あと、脇役ではあるが、真琴ちゃんも魅力的だな。何とも切ない話だが、よしのを裏切らなかったという点が何より良かった

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    距離感を間違えないことの大切さ

    子供同士が仲良しだからといって、その親同士もガッツリ仲良しであろうとすることがそもそも間違いだということなのだろう。そもそも、子育てというものは何かとストレスがたまるものだし、そもそも人間関係構築は難しいもの。こじれると本当に面倒なことになりかねない。付かず離れずいい距離感を保って付き合うことの大切さを痛感した。そういう複雑な人間関係のあり方を複眼的にとらえてうまく表現できている作品だと思う

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    「ミギー」に尽きる

    30年以上前に描かれた作品なので現在の状況とずれている部分はどうしても否めないが、人間というものについて考えるにはうってつけの作品だと思う。
    中でも主人公の右手に寄生し奇妙な共同生活を送ることになった「ミギー」のキャラクターは絶妙で実に興味深い。アニメ化もされているが、そちらもお薦め(ただ、原作発表から間が開いたので、時代に合わせるために相当改変されているが、それを含めてうまくできている)

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    指導者目線

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    主人公の葦人は圧倒的に魅力的で、あっという間に物語に引き込む力がある。ただ、この漫画の肝は監督、コーチなどの指導者たちにあると思う。惜しまれるのが(漫画の宿命ではあるが)最早5レーンが世界標準となりつつあることか。作品の構想段階ではぶっちぎりの最新理論だったのだろうが、このペースではあっという間に時代に追い抜かれるかも…

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    救いを見いだしにくいところがリアル

    精神疾患に陥りながら引きこもりなどでうまく社会とつながることのできない人を医療などにつなげるというプロによる物語。その職業の存在すら知らなかったが、安易な綺麗事に逃げず、とことん向き合ってリアルに表現しているように思える。読んでいて救いが感じられない回が多いが、それが現実なのだろう。絵柄は正直見ていて辛くなるが、この物語にはよくマッチしていると思う

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