265位 ？
5.0
死神顔として恐れられる花屋の心優しい花園くん。目付きが悪いと絡まれたり小学生に石を投げられたりする自己肯定感の低い27歳です。ふとした事でミスコン一位、とっても可愛い女子大生の日和ちゃんと知り合いお付き合いすることに。実はこのカップル、花園くんもですが日和ちゃんが花園くんにぞっこんなんです。2人一緒の時にふと見せる花園くんの目が細ーくなる笑顔に「本当にかわいいなぁ・・・！」と心の声が漏れてしまうほど。そして日和ちゃんは積極的なんです。次回のデートの相談で「花園さんの部屋に行ってみたい。」と言います。お互いに内面を見て素敵なカップル。表情が明るくなった花園くんが自信を持てるように、2人が幸せになるように願って読み進めていきます。
ほのぼの、幸せな気持ちになる作品です。
0
4.0
親の都合で同じ歳の瑠夏と同居することになった凪。女の子だと思い楽しみにしていたら学年一のイケメン男子で⁉️
早い段階で凪は瑠夏に告白するも即振られてしまう。両親の離婚などで心に傷を持つ瑠夏は他人との深い付き合いを避けていた。周囲に対しても酷い態度を取る瑠夏を心配した凪が泣きながら「私はあんたに辛い顔より笑って欲しいってそう思っているだけだよ！」と訴えて、そこから瑠夏の作っていた心の壁が取り払われていく。瑠夏の友人の岬が「マジで女嫌いになりそうだ。」という瑠夏に対して言った言葉。「心配すんなって。まだ出会えていないけど優しい子はちゃんといるから。もし運命的に見つけられたら、その時はその子を絶対に放すなよ。」
友達想いの素敵な言葉だと思いました。
振られても諦めず振り向かせると健気に想い続ける凪。
振られた筈なのに瑠夏に構われたりキスもされて振り回されますが、凪を好きなモモ先輩が登場したあたりから瑠夏の行動が更に積極的に、お付き合いのフリ辺りではもうお付き合いしている様に見えました。自分を理解し、健気に好きでいてくれる凪に心が動かされないはずがなく。
両想いになった途端の同居期間終了も延期になり、最後はハッピーエンドで大満足です。
0
5.0
中学時代の同じ陸上部員の裏切りが原因で今は荒れた生活をしている柊と、クラスメイトから「かぐや姫」と呼ばれる美少女、栞のお話し。男子からモテモテの栞は、何故か自分を好きにならないと言い切る柊に熱烈なアプローチを開始。学校や自宅まで押し掛け七夕を一緒に過ごして欲しいと頼み込む。その公園で七夕の夜にキスをした恋人達は永遠にその恋が続くという。私は段ボールのソリで河原を滑り降りた2人のシーンが一番好きです。ソリのスピード感と変化していく2人の表情が凄く良い。風を感じて陸上で走っていた頃を思い出し、頑なだった柊の表情が生き生きしたものに変わっていく。作者さんの表現が本当に巧いと思います。
柊は七夕の約束を受け入れます。栞と柊が付き合うのを許せない陸上部の生徒に勝負を挑まれ走りで競争することに。顧問からも非難される柊を庇い応援する栞、走る喜びを思い出す柊。柊は栞を好きになり告白します。しかし告白された途端に栞の態度が一変して七夕の約束をなかったことにしたいと告げて学校にも来なくなってしまう、、。
次第に栞の行動の理由が分かっていきます。なぜ自分を嫌う柊を七夕の相手に選んだのか。かぐや姫と言われていた理由も。
一生懸命な柊や辛い運命を背負う栞を見ると切なくて涙が出てきました。
でも、2人の出会いに意味が無かったなんて言えない。喧嘩や遅刻であと一歩で退学、自暴自棄だった柊は、先生に認められてまた陸上部で走れる事になりました。栞との出会いで陸上人生を取り戻したのです。短期間の出来事でも柊にとっては一生忘れない濃い時間だったと思います。
栞も柊に愛されて本当に幸せだったと思います。
短編でしたが感動しました。
作者さんの他の作品も読みましたがどれもオススメです。
2
4.0
父子2人家庭の莉々花。父のお弁当や料理を毎日作るしっかり者のJK。ギャルと言うほどケバくなく笑顔が可愛い女の子。
マンションのゴミ置き場からエントランスに戻れなくなったイケメンサラリーマンに出入口システムを教えてあげた事から顔見知りになり、お隣だと言うことが判明。うちで一緒に夕飯を、と父の提案で家に上げる、初めての食事の席で娘の勉強を見てやってと依頼する、ってお父さん！娘さん女子高生ですよー。日野さんはおっとりして良い人そうだけれど、お父さんがいつも居るわけではないのだから少しは警戒してー（笑）。
反応のタイミングがゆっくり、左右違う柄の靴下を履いてしまうようなうっかりさんだけれど、莉々花の事をよく見て優しい日野さん。これから2人がどんな関係になっていくのか楽しみです。お父さん、自分がきっかけを作ったのだから後から文句は言えませんよー（笑）
1
5.0
昔ながらの男社会で日々闘いながら仕事して心身ともにお疲れ気味な主人公。会社の外に出て食べるイケオジと一緒のランチは会社から解放される癒しの時間。ある日、イケオジに店外ランチに誘われ告白される。全力で愛していいか、なんて多くの女性が一生かけても言ってもらえないような台詞で倒れそうです。しかも40代のオジサンは顔だけでなく肉体美のオスだった（笑）
仕事を頑張るアラサー女子の忘れかけたトキメキを再び✨
大人の恋、楽しみです！
79
4.0
無料分を読みました。
結婚する気ゼロだが結婚、出産と親に煩く言われている29歳の秋はお見合いパーティーで35歳の紫水と出会い契約結婚をすることに。紫水は何十枚もの契約結婚契約書を作成して６時間もかけて説明する変わった人だが契約上の結婚でもちゃんと言いたいとひざまづいてプロポーズをしてくれる真面目な人間だった。結婚生活がスタートし、秋が子どもを欲しがっていると勘違いした紫水は「一度持ち帰ります。」と自室にこもり一日中、妊活本や育児書を読みあさる。育児の大変さを知って自信を持てずにいたが「俺のことはどうでもいい、秋さんには幸せになって欲しい」と秋のために子作りに向けて勝手に動き出す。布団が敷かれ蝋燭や天蓋が用意された部屋を見て秋はびっくり。一般論で子どもは欲しいものだと言ったのを勘違いするなんて。紫水のことを「不器用で頑張り方が下手くそで、どうしようもなく救い難い」と思う一方で2人の距離を近づけたいと思う。
ある日突然、両家の両親が押しかけてきて口々に子どもを作れと言ってきた。その上秋は親に「昔から結婚しない、放っておいてくれと私たちに嫌がらせをしているんじゃないかと思って。もう相当苦しめられてきた。」と酷い言葉を言われ傷つく。それに対し紫水が即座に「秋さんは悪くないですよ。今は仕事や生活だけで精一杯なのでをかけるのは良くない。しばらくそっとしておいて下されば。」と発言。
紫水は真面目で良い人ですね。契約結婚した2人が、順番は違うけれどお互いに好きになって本当の夫婦になれたら良いと思いました。恋愛経験のない紫水の反応がおかしくて思わず笑ってしまいますが、クールな秋とのやりとりも楽しみに読んで行きたいです。
1
4.0
楓は高校生の頃から幼なじみのハルを想い続けている。昔から楓の理解者であるハルは辛い時にいつも救ってくれた。楓の就職先も、一人暮らしのアパートの隣部屋に越して来たのも全部ハルを想っての選択で今は掃除・洗濯などハルの身の回りの世話をしている。しかしハルにとって楓は「お母ちゃん」のような存在でなかなか想いが伝わらない。関係がなかなか進展せず焦っている時、会社の元同僚（ハル好みのゆるふわ女子）がハルに急接近。何とか2人を近付けたくないと空回りする楓だが「負ける気しない。」と言い放たれてしまう。高校の時に自分がハルに一番近い存在だと思っていたのに、ゆるふわ女子と似た雰囲気の先輩に告白されたハルがあっさり先輩と付き合ってしまった事が今だに辛い記憶として残っている楓は幼なじみの一人、伊織に現状を打ち明ける。伊織はハルに楓の気持ちに気付かないフリをしているのかと尋ねるが、フリではなくハルは楓を全く恋愛対象として見ていなかった。
何故かと言うと楓の母親が亡くなる前、ハルと伊織は「何かあったら楓を守ってあげて」とお願いされていたから。ハルはずっと「楓はお姫様、自分たちは騎士、お姫様に手を出してはダメ」と思っていたからだったのだ。
伊織に「俺が楓をもらう」とはっきり言われ改めて楓を意識するハル。長年の楓の気持ちがハルに届くのか、伊織から突然の告白を受けた楓はどうするのか、幼なじみの関係がどう変化するのかが楽しみです。
ハルママと仲良い楓、実家から攻めて見ても良いのにー、と若干もどかしく思いますが不器用な主人公を応援したいです！
そしてハルを想う楓のことを陰ながら見守っていた伊織の幸せも願っています。
2
5.0
はにかむハニーが可愛くて大好きなのですが、1話目は蜜と熊谷君の出会いが熊谷君の目線で描かれています。この時こんな風に思ってじっと蜜を見つめていたのね、と本編で読んだ内容も新鮮に写ります。熊谷君の作ったヘアピンを蜜が大事にしているのを知って幸せを噛み締める熊谷君の姿が愛おしいです。
1
5.0
小中女子校で男子に免疫のないかの子は高校で初の共学になり、男子という生き物に興味津々。ある日、廊下で眠る美しすぎる男子にロックオン！隣の席の玉緒くんでした。妄想が過ぎるかの子と、それを否定せず独自の解釈で受け入れてくれる玉緒くんの関係が、最初は恋愛とは程遠くはありましたがほのぼのしていて好きです。捨て猫に2人で名前をつけてあげたり、一緒に餌を買いに行ったり仲良く過ごします。
授業も上の空でお隣席の玉緒くんに興味津々、好きがだだ漏れのかの子に先生が前を向くように注意するのもお馴染みの光景で笑えました。毎回冷静な突っ込みを入れてくれるしーちゃんも良い味出しています。最初は2人に温度差がありましたが受け入れる玉緒くんの性格の良さ、一途なかの子の2人はとても可愛いです。
途中から遊び人の怜央くんの登場。かの子の相談に乗るうちに怜央くんはかの子に惹かれていきます。それに気付いた玉緒くんの気持ちが覚醒、かの子に好きだと告白してくれます。2度もはっきり口にしてくれてかの子は幸せですね！
2人はデートしたり良い雰囲気に。怜央くんは女遊びを絶って本気モードですが報われない恋でちょっと切ないです。
まだ途中なのですが、最後はみんな幸せになって欲しいです！
0
4.0
毎日ヘトヘトになるまで働く不眠症の新米デザイナーなずな。フラフラな状態で帰宅したところ自宅の鍵を紛失していてお隣のイケメン美容師の星次宅に一泊させてもらう。お礼として実験台になる事を頼まれて、新しいトリートメントやヘッドスパを施術してもらう。施術中、気持ちが良すぎてにすぐ眠気に襲われ嘘のように熟睡。それ以来、不眠症で辛いなずなはたびたび星次を頼るようになる。
星次宅のアロマを分けてもらっても効果なく、アロマ＋星次の匂いで癒されていた事に気がつくなずな。癒し効果抜群の星次に添い寝を依頼、お礼に実験台になって欲しいと言われ、、。
この実験台が気になります。なずなは不味いジュースか何かを飲まされる？と予想していますが、初回のヘッドスパやトリートメントではないようで、、。
それに、眠りに落ちる時の暗示のような言葉と夢も気になります。
これから2人が恋愛モードになっていく気がします。仕事ばかりでいつも目が血走っているなずなには癒しの恋愛をして欲しいです。頑張れー。
そして私もゴッドハンドの施術で安眠させて欲しいです！！
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