5.0
愛に溢れた物語
タイトルから禍々しい世界観を想像してました。描写も過激なものが多く、話が進めば進むほど救いようのなさを感じていました。特に画眉丸が花になった時はもうダメかと思いましたが、そこからの展開が素晴らしかったです。極悪人も、憎らしいと思っていた首切り人たちも、敵も、それぞれが自分の信念を貫き、大切な者や愛する者のために戦っている姿は愛おしかったです。初めて画眉丸が笑ったシーン、妻と再開したシーンは涙が止まりませんでした。えげつないラストになることを覚悟していたので、愛に溢れた清々しいラストに心救われました。素晴らしい作品です。
- 2
地獄楽