4.0
ネタバレ注意です。
作品の中で起こる、出来事やナゾ。
それらすべてを1から順に
説明してくれるわけではないので
少し分かりにくい部分はあります。
(ただ自分が分からないだけで
もしかしたら
説明してるのかもしれんが…)
漠然としか把握できなかったり
説明不足と感じる箇所はある。
分からないところは分からないまま
わりきって進んでいくかんじ。
なぜ?どういうこと?
…という部分は、
最終的に回収されたり、されなかったり。
その点でいえば
ラストまで読み終わったあと
後味は多少のモヤモヤが残りました。
どうなったのか
正直分からないまま終わりました…。
…しかし
それでもなぜか
この作品を「読まなきゃよかった」とは
思えない自分がいました。
納得できない部分はあっても
数々のシーンで
心動かされた事実は変わらなかった。
初々しくて微笑ましい
キレイな純愛だけではない。
ときに性的なシーンや、
殺伐とした戦場も含めて描かれます。
突然、攻撃されて
ある日戦争がはじまって
付き合いたてのシュウちゃんの彼女は
国の兵器になるわ、
いつもの毎日は
壊されて急になくなるわ…。
ありふれた恋も悩みも何もかもが
いつからこんなに
命がけでしなきゃいけなくなったのかと。
その場、そのときの自分の日常を
訪れた1日1日を
目の前の現実を生きることしかできない。
そんな各キャラたちが
いとおしいやら、せつないやら…。
ピュアでがむしゃらで
生き方としてはたぶん下手くそで
でも
生々しくて、人間らしくて
上手くいえないけど泣けました。
とくに、ちせとテツ先輩が好きなキャラです!
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最終兵器彼女