4.0
様々な国の熟年男女のストーリー。
海外を舞台にした「黄昏流星群」的な作品です。
恋愛ものと言うよりは、熟年男女の機微を通したヒューマンドラマだと思います。
一見すると地味なストーリーですが、後からじわじわくる感動や面白さがあります
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961位 ?
様々な国の熟年男女のストーリー。
海外を舞台にした「黄昏流星群」的な作品です。
恋愛ものと言うよりは、熟年男女の機微を通したヒューマンドラマだと思います。
一見すると地味なストーリーですが、後からじわじわくる感動や面白さがあります
他のレビュアーさんの評価が散々なので、怖いもの見たさで3話まで購入しました。
ストーリーは非常に薄く、デブスがひたすら感じの悪い言動を繰り返すだけの内容です。
1話あたりのボリュームも少ないです。
無駄にフルカラーなのがイラっときます。
最後まで読み進めれば評価も変わるのかも知れませんが、読むのが苦痛なのでギブアップです。
家事が完璧過ぎるが故に結婚できない男性のお話です(この主人公が結婚できない理由は他にもありそうですが)。
注意しなければならないのは、これは「料理男子のマンガ」であり「料理マンガ」では無いので、料理を作る描写などは少ないです。レシピなどもありません。
主人公が女性にフラれ続けるというストーリーですが、コミカルで笑える内容が好感がもてます。
プロレススーパースター列伝とは、
昭和の頃に人気絶頂だったプロレスを虚実入り交じる内容でコミカライズした怪作で、ある種のカルト的な人気を誇るプロレスマンガです。
こちらは「プロレスの神様」とまで呼ばれたカール・ゴッチ編となります。
なぜかコミックでは未収録だった本作が読めるとは嬉しい限りです。
無敵の実力で他を圧倒する「真のシューター」である一方、「ショービジネスであるプロレスを理解していない」と言われ続けた孤高の天才レスラー、カール・ゴッチ。
その半生を怪しさ満点で紹介する・・・この「うさんくささ」がプロレスの魅力だと思います。
そういう意味では、これ以上プロレスらしさがあるマンガを私は知りません。
グリム童話をモチーフにした短編集。
ボタンの掛け違いのような、些細な感情のすれ違いから始まる愛憎劇。
登場人物の心の葛藤が丁寧に描かれており、それがこの作品の大きな魅力になっています。
オムニバス形式で描かれた作品たちの中には、後味の悪いラストもハッピーエンドもありますが、
バッドエンドの中にも救いがあり、ハッピーエンドの中にも引っかかる部分があり・・・と後を引くストーリーです。
ハマる人はハマる内容だと思います。
高校生がタイムスリップ・・・という、ありがちな設定ですが、歴史知識の乏しい主人公が信長と入れ替わるというのは面白いです。
ストーリーは良い意味で「いい加減」で、時代考証や史実に囚われること無く作られていて、少年マンガらしく読みやすい内容だと思います。
しかし、反面で歴史に詳しい方は不快に思うかもしれません。
残酷な描写もあまりなく、全体的にライトなノリで歴史に興味の無い方にこそオススメしたい作品です。
余談ですが、この作品に限らず、なぜ最近の信長はオールバックなんだろう・・・
信長の肖像画ってチョンマゲだよなあ(-_-;)
タイトルのシャーロッキアンとは、シャーロック・ホームズの熱狂的なファンのことです。
これはシャーロック・ホームズが題材ではなく、「シャーロッキアン」が題材という異色作です。
シャーロッキアンのヒロインが、同じくシャーロッキアンの大学教授と出合い、ホームズのストーリーを通して様々な出合いや成長を重ねる・・・という内容。
ホームズストーリーの解釈がこの作品の大きな魅力ではありますが、
ヒロインと教授との関係も見所の1つで、ヒロインとの出合いを経て、心の傷に向かい合って生きていく教授の姿にホロリときます。
ミステリーではなく、ヒューマンドラマに近い内容と思います。
ホームズ好きなら勿論ですが、ホームズを知らない、詳しくないという人にも読んでもらいたい作品です。
私もシャーロッキアンとまでは言いませんが、ホームズは好きなので
「なるほど!こうきたか!」とか「この話はこの話に繋がるのか!」
など興奮しながら一気に読んでしまいました。
作者のシャーロック・ホームズに対する深い愛情と敬意に満ちた作品ですね。オススメ!
巷説百物語の続編。
前作の主人公、山岡百介が晩年に「不思議な話」を明治の若者たちに語るという内容です。
前作同様、質の高いミステリーで大変面白いです。作画も原作のイメージを損なわず、良くマッチしていると思います。
作品に対する不満ではありませんが、気になることが一点、
前作と比べ、1つのエピソードのボリュームが増えたためか、1つのエピソードに対する話数が増えています。
その1話辺りの区切りかたが強引で、折角のシナリオを「ぶつ切り」にしたような読みづらさ、テンポの悪さが気になりました。
これは作品の問題ではなく、掲載にあたっての編集の問題だと思いますので、非常に勿体ないなと感じました。
まず、タイトルの読み方ですが「あですがた とりものばなし」と読みます。
星川主馬と澤井鶴助は双子の兄弟。
兄の星川主馬は父親の家督を継いで南町奉行所の与力となり、弟の澤井鶴助は生まれ落ちてすぐに芝居町の役者に養子に出され、今は江戸一番の人気女形。
この二人が江戸の悪を切る!
・・・という時代劇です。
二人が協力して犯罪捜査をするのですが、立場が全く違う二人がそれぞれの立場や技術を生かし犯人を追いつめていくスリリングな展開、作者独特の絵の世界観、これらにグイグイと引き込まれていきます。
話数も手頃だし、オムニバス形式で購入しやすいところもポイント高いです。
ただ、非常に残念ですが、未完のまま2006年以降続きは書かれていないようです。
「配信中」となっていますが、続きが配信される可能性は極めて低いと思われます。
燈小僧との決着や、主馬や鶴助の過去など、気になる部分は多数残っていますが・・・
未完という部分を差し引いても、笑いあり、アクションあり、ミステリーあり、ほろりとくる人情ありのオススメしたい時代劇マンガです。
鎌倉時代初頭、二人の天才仏師の物語。
動の運慶、静の快慶。
2つの大きな才能がぶつかり合い、高め合って時代を超えた傑作を作り上げる・・・というスケールの大きなストーリーです。
この作品内で運慶・快慶はライバルとして描かれていますが、その交流は爽やかなもので読んでいて好感が持てます。
一点、この作品を読むにあたり注意すべき点があります。
東大寺の金剛力士像は昭和の頃までは阿形は快慶、吽形は運慶が制作したと伝わっており、それが「常識」でしたが
1988~1993年にかけて解体修復が行われ、運慶がプロジェクトリーダーとなった慶派のプロジェクトとして様々な製作者が携わった作品だと判明しました。
そして、このマンガ運慶は1988年に初版の作品です。
つまり現在の解釈とは違う、古い説で描かれています。
しかし、それは欠点では無く、学説の移り変わりなどの歴史のロマンを感じるスパイスとなっていると思います。
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