5.0
日本の主婦を抑圧する構造と虐待の関係
鋭い描写です。
夫の「家」に入った嫁の悲痛な孤立が、子供の虐待へと繋がる。
娘であれば嫉妬され、息子であればバッタリ…イタリアでマザコン男が多いのも似た構造。
この母を毒親と批判するのは浅はか。何百年も女性を抑圧してきた家制度の、子供達への影響を見事に描いている。
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鋭い描写です。
夫の「家」に入った嫁の悲痛な孤立が、子供の虐待へと繋がる。
娘であれば嫉妬され、息子であればバッタリ…イタリアでマザコン男が多いのも似た構造。
この母を毒親と批判するのは浅はか。何百年も女性を抑圧してきた家制度の、子供達への影響を見事に描いている。
日本の大学の一般的な学部とは全然違うんだなと…何となく入った子達もある程度は医師免許は取ろうという明確な目的があるし、大学が受験戦争のゴールではなく将来の職業を見据えた切磋琢磨の場と分かってる子たちは、濃い時間を過ごしてるんだと思った。
でもガリ勉優等生で鼻につく子(特に男子)がいるのもリアル。医師になってからハメ外すタイプですかねぇ…
安土桃山時代から現代に至るまで、浮き名を残したり色っぽいとされた人たち、全部同じ人(?)だったことが判明し、心の整理が追いつかない
お笑いの脚本がしっかりできてるし、時事ネタへの皮肉も入ってるし、何よりみんな可愛い!!
かけがえのない相手に出会う時ってこんな感じなんだろうな。お互いを思いやって、苦手な部分をフォローし合って。痛みを乗り越えてきた2人だからこその優しさも感じられる。とても愛のあふれるいいお話
この手のタイトルの作品に多い、転生先で王子様に見そめられて…的な王子様の寵愛を求めるお姫様ストーリーではなく、女性が知力とプロ意識を駆使して手腕を発揮する。王子と言う立場にしかアイデンティティを見出せなかった薄っぺらい男が、思わずこうべを垂れ、自己成長するほどの尊厳を、仕事を通して感じさせる。想像の逆をいく作品で、感動しました。国交・外交でこれだけ手腕を発揮でき、家柄重視の体制社会で世の中のために身を粉にして働ける人物、現実社会でも求められるのはエラのような女性でしょう。
イザベルのように美しさや家の体面にとらわれた女には、セクハラジジイが案の定湧いてくるようですが、エラ側にはその志に打たれた人たちが集まるのも印象的でした。あまり女ごときに…という反応が描かれていないのも、これからの目指すべき社会が描写されているように感じます。
正直、転生、とかオタク向けジャンルと思ってました(ごめん)、だからこそ、その層に向けてもこのメッセージを作品としてまとめあげることは意味があると思います。
自分の持って生まれた才能と、努力で、自分のランウェイを切り開いていく。こういう作品がもっともっと増えること願ってます
と思う作品。ある程度のグロさや生々しさが好まれるし、シュールな巨人も人間の闇を表現してるようでリアリティが増す。
何度見ても面白いです
人情とにゃん情のものがたり…癒されたいときに戻ってきて読んでます。人よりも人らしい猫たちの想い。ほっこりするね
おもしろいし、とても鋭い。恵まれていることに気づかない特権側と、彼らが見えないものが見えている側…お互いが手を組んだ時に社会が大きく塗り替えられる、そんなメッセージを感じます
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血の轍