5.0
確かに今っぽすぎる、でもそれよりも。
大正と言えば明治からの家制度と、キャバクラの原型とも言える女給サービスも台頭し、まさに今の日本の深い深い近代ミソジニーが確立された頃。確かに時代背景的に表現が今っぽすぎたり、史実と合わないこともありましたが、それよりこの時代に、自立した考えの女性主人公と、そんな彼女を「対等に」「尊重し」サポートしようとする年下男性(私は革新的な考えや世代のメタファーと捉えました)を描いたことで、作者の伝えたい、女性尊重への強い意志を感じました。
明治・大正から延々と続くこの男尊女卑ジャパンの構造をぶっ壊せ!ということではないでしょうか。
女性歴史月間に読めて、よかったです!
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嫁入りのススメ~大正御曹司の強引な求婚~