5.0
待っていましたこういう作品
男社会の中で女性初を成し遂げる、女性の「知性」を扱った作品。ルックスも良い主人公が、「美」の礼賛によって結果、軽く扱われていると嫌悪感を抱く描写があることも本当に嬉しい。
マンスプではなく女性を賢くする、とサポート役に徹する男性が描かれていて、男女の知性で繋がる友人関係が描写されていることも感動しました。冒頭に、主人公を半人前扱いし「俺が守る」とか賜わってる典型的な男がモブに出てきますが、ところどころにこう言った皮肉が伝わってきて爽快です。
実の親子ではなく、養子から無限を目指す子供の可能性に触れてるのも素晴らしい。
何よりこれが青年誌で掲載されることの意味がとても大きい。少しずつ時代は動いてるのだと、ひしひしと感じました。
案の定、絵柄が…とか屁理屈捏ねて反感を持つ人が多いようですが、女性のヒーローと知性の重さを受け入れられないミソ男のリトマス紙にもなりそうです。
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6
ありす、宇宙までも