5.0
あべこべ世界で、誰も不幸にならない
悪役令嬢のレミリアに転生したのはイベント内容によっては運営に『人の心はないのか』と疑問を投げ掛ける程優しいエミと言う人物が正ヒロインとのイベントまで進む話。
けど令嬢本人もちゃんと意識が入ってて会話は出来ないけど共有出来るってのが珍しい。
とりあえず正ヒロインが他のレビュアーの方が書いていた様に顔芸ヒロインなのはある意味見所。
そもそも服装が何かダサい…センスない感じのぶりっ子で途中からどちらが悪役か分からなくなる…。
実際、星の聖女と言う名の悪女。(国費財政難に陥らせる散財、逆ハーレムエンジョイ派、そもそも世界救うはずがどこにも行かない)
星の聖女から傾国の悪女に変えるレベル。
中盤からエミが顔芸のショックで隠れてしまった後に本来の悪役令嬢であるレミリアがエミの記憶を頼りに正ヒロインが本来やるべき事をやって、誰も不幸にならないエミを救い、裏切者に復讐と言う名の世界救済に奔走する話。
ゲームだと『村人A』とか『道具屋』としか表示されないような本来モブキャラがキーマンになってて、名ありのメインキャラだった人がモブ化してる点は復讐を誓ったレミリアが『エミならこうするはず』と自然と好感度と追放先の領地の財政上げ、世界救済をしている。
たまに物語本来のセリフが出ることもあるけど、同じ相手・場面が同じなのに意味合いが違うのも熱い。
取り留めない感想ばかりだけど正直な話、エミ本人がキャラとして独立してレミリアと共に話を進める未来があって欲しいと思う。
二人で話ながらお茶を飲んで「ここまでするのは大変だったんじゃない?」「そんな事無かったわ、今こうして話して、お茶も一緒に出来るのだから」みたいな…
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悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~