5.0
両親は、お互いにすれ違って深く傷ついて(傷付けて)しまったけど、本当に愛し合っていたんですね。猫猫もそれは知っていたわけですね。なかなか理解はできなかったかもしれないけど。
羅漢がジンシに妓女の価値を落とすには?の話をしているときには、そんな風には微塵も感じられなかったけど、こういうことだったのかと。
人生とは運命とは、と考えずにいられない。
そして、前話(爪紅)の羅漢の目には叔父貴(羅門)の顔はコマにしか見えていないが、猫猫は羅門の顔が見えていると思っている。これってつまり、羅漢にとって最強のコマ(に見える人物)は羅門しかいないということなのかな。
羅門が認める羅漢もそれに並ぶコマだろうことは推測できるが、羅漢自身は自分が何のコマなのかわからないわけで…
ただ、実父の直感力と養父の洞察力を受け継いでいるであろう猫猫、最強なのでは?
己の鋭い勘だけに頼らず、その根拠を追い求める猫猫の姿勢から、羅門をどれほど尊敬しているのかわかりますね。
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薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳
068話
第二十九 鳳仙花と片喰 -4