1.0
撫子先生は、いじめられっ子を助けてあげられなかった経験からいじめっ子への復讐代行みたいな考え方になっているみたいだけど、
すくなくとも中学の時にモップで同級生を殴りまくったシーンでは、いかにもこれから残酷な事が始められそうな不穏な空気の中、ひとり涼しい顔して様子見ながら本を読んでいて、いざ酷いイジメがあった後で制裁だけ加わっている…。
いじめられっ子を「守りたい、助けたい」って思ったら、その子が酷い目に遭う時間を1秒でも1発でも未然に防ぎたいし、止めに入る物ではないのかなぁ…と思ってしまった。
こういう漫画は世の中の人みんな傍観者みたいな描かれ方しかしないけど、
現実にはそうやって穏やかに止めに入って未然に防いだりした経験のある人も多いと思う。
防げそうな暴力を看過しておいて、事後の復讐だけ参加するって、正義のお墨付きを待っている暴力好きの猛獣に見えるんだけど、
なんか疑義もなく好意的に描かれているのがなぁ…。
善悪の屑とかは正当化はしてない感じなのでスカッと読めるけど、ちょっとこの漫画は正義の味方風味が強い気が。
感覚合わなくなってきたので、私はこの先は読むのやめようと思う。
- 5
生徒死導
019話
撫子の過去