5.0
良作!
こんな作品を待っていました!大好きです。
終戦後、子供、ヤクザ、朝鮮人とくれば、
まず「はだしのゲン」を思い出します。
私服の男性は元軍人ということですが、やっぱり!
陸軍中野学校の出身なんですね。スパイ養成機関として、日本内でも異色の学校だったらしいです。
小野田寛郎さんと同じく、戦陣訓を守って自決することは無く、
どこまでも生き延びて、日本の再起を願い諜報活動をし続けよという密命が下っていた。
特殊な学校ですよね。
この作品から、そういうところを学べるのかと思うと、ワクワクするします。
戦後は本当に酷い。飢餓地獄だ。
空襲された焼け跡に、ドサクサに紛れて他人の土地を掠め取るヤクザ、許せない!
これからどうなっていくのか、すごく気になります。
父親が職業軍人だった兼吉の身の上のことも、中野学校出身の男性のことも
気になるし、もっと知りたいと思います。
絶望と悲しみの環境の中、それでも二人はどのように生きていくのか?
これから読み進めていくつもりです!
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