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作品レビュー
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1 - 10件目/全17件

  1. 評価:4.000 4.0

    追わせる女になる方が結局は得

    不思議な魅力のある話。次々と読んでしまう

    ロウェナ(ヒロイン)は美しく善良で、素朴な娘。
    田舎から夢を膨らませ上京する際に、偶然キリアン・デヴォンシャ公爵と出会う。

    頼りにしていた友人に騙され一文無しとなった彼女は、結果として助けてくれたキリアンの愛人となる。
    ロウェナは愛人という境遇のせいか怯え、いつも不安定。
    だがある時、引け目を感じる自分の人生を変えるため、公爵の前から失踪する。

    ロウェナは2回ほど逃げるが、いつもいつまでも金がなく弱っちい。
    誰かの親切に頼らざるを得ないため、そこから足がつき公爵に結果的に見つかる。

    なぜか公爵も逃げた女なんて放っておけば良いのに、いつも探しちゃうんだよね。
    弱小動物のようなロウェナが、実はキリアン(肉食動物)を愛と執着で支配して、意図せず追わせている構図が面白い。
    強くて怖い男にびびるふりして、実際は追いかけられると喜んで尻尾振ってる感じ。

    とにかくロウェナの逃げっぷりと公爵の追いっぷりの半端なさがこの漫画の本質なので、同情から巻き込まれて振り回される周りの人達に、心から同情してしまうわ。。。
    夫婦喧嘩は犬も食わない。のが正解なのですよ。

    • 1
  2. 評価:4.000 4.0

    憎まれ口をききつつお互いを心から愛する

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    最強の2人が真の結婚をするまでの話。

    キャラメル(赤髪皇子)と黒モップ(黒髪王女)は、愛する両親からの勧めで、ある日突然、国のために政略結婚をさせられる。
    今まで自分の思い通りにならない事がなかったハイスペックの2人は、お互いに会う前から「こんな勝手な結婚あり得ない。離婚してやる!」と意気込むのだった。

    身分だけでなく、容姿能力、気概にも優れた2人の意地の張り合いからスタート。

    あまりにも並外れたスペックを持つ2人のため、実は最初からかなりお似合いである事がわかる。
    この2人を強制結婚させた両親は、まさにグッジョブなのだ。

    他人が肩を並べられる訳でもなく、スーパーな2人の仲良し世直し旅が始まるのだが、それが長い。。。
    お互いしかお互いを助ける術を持たず、素直になるポイントも山ほどあるのだけど、何故かタイミング悪く「離婚離婚」と言い続ける(特に黒モップ)。

    後半、黒モップの国の父王が倒れたあたりで潮目が変わる。
    黒モップは実家に帰り、弟が即位するのを手伝いながら5年が過ぎる。
    そして、弟王が誕生した途端、キャラメルの待つ婚家に戻るため馬車に飛び乗るのだった。

    口は悪くても思い合う2人。
    最初からお互いを信頼をしていて、意地を張るのは本人達だけ。
    もう少し早めに甘味な関係が欲しかった。
    可愛い2人なのに、実に勿体無い。

    そこが減点

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    押してもダメなら引いてみな。な話

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    レイモンド(夫。皇帝)とエリヤ(主人公。皇后)夫婦の、あーだこーだ話。

    エリヤは幼い頃から夫となるレイモンドに夢中。
    だけど尽くし系なため、夫からは軽く扱われ後回しにされまくると言う可哀想な状態。(世の妻にありがち)

    その夫婦に訪れる、夫の愛人と隠し子問題。

    自身が妊娠した事もあり、「子供守らなきゃ。こんな夫なんて要らない」とあっさりと手の平を返し実家を利用して離婚する。

    レイモンドは気性が激しく愛情を沢山持ち合わせている反面、なぜか妻の事だけにはズボラだったため、エリヤに逃げられて初めて自分の気持ちに気がつき、追いまくる。

    長い間の夫婦喧嘩(痴話喧嘩)の結末をどう付けるか。
    結論は分かっていても、夫が面白いのでついつい読んでしまう。

    ただ、間に挟まってしまった息子は父の顔も、皇族であることも知らず6歳になっている。
    ヒロインは賢そうな設定となってるけど、「流石にこれはないでしょ」と思う。

    また、愛人女の子供であるエドモンドも、彼にはなんの落ち度もなく大人達の都合に振り回されている。
    皇族の宿命と片付けるには酷い扱い。

    その点がマイナス

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    「顔以外に目がいかない」と言われたら

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    男が追いかけるパターンなんだけど、意外と地に足のついた現実路線なのが面白い。

    自己中心的で傲慢なアイラは、転生で中身が入れ変わってしまう。
    新生アイラ(主人公)は前の人生で夫から殺害された経験を持つため、今世での結婚では夫に騙されないぞと離婚を目指す。

    このヒロインがまぁ淡々と粛々としている。
    中身が元富豪の中年女性であるからだけど、基本的には誰にも頼らず1人で物事を解決する知恵と技術を持っている。

    顔だけで元のアイラに見そめられたフリード(男主人公。夫)なんて、赤子の手をひねるが如き扱い。

    身請け状態でアイラと強制結婚させられたフリードには最初は不満しかなかったが、そんなアイラの態度の変化に戸惑いつつも、自分達の幸せを探し、夫婦関係の再認識と再構築をする話。

    今のところ男が受け身でアイラにやられてばかり。
    さすがに精神年齢も立場も転生という必殺技も含めて、フリードには分が悪過ぎる。。。

    (それに絶世のイケメンという設定なのに、アイラ共々全然そんな風にみえない)

    設定が面白いので、フリードの巻き返しを望む。
    前世で辛いことがあり人生を捨てかけている覚悟のアイラに、ガツンと幸せを教えてあげてほしい

    • 1
  5. 評価:4.000 4.0

    1番は画力。2番はヒロインの引力

    ヒロインが3人の男子に思われる話。
    それだけ聞くとありがちなパターンだけど、キャラ設定がしっかりしている。

    むしろ、これだけ違うタイプのイケメンに好かれる主人公ってすごくない??と尊敬の念を抱かせるほど。

    ヒロイン自体は前世の酷い記憶に苦しめられて、鬱々と言うか、むしろオドオドと暮らしていてろくに笑顔も見せない。

    それにもかかわらず全員彼女に愛を誓うのは、翳りのあるヒロインの落ち着いた魅力のなせる技。(と、主人公補正)
    その魅力にこの画力の高さがかなりのポイントで貢献している。

    まさにファンタジーロマンスに相応しい豪華な絵。
    華やかな衣装に色使い。
    ディズニーのような華麗さで、ヒロインが右往左往していても楽しめる。

    3人のイケメンの中で、皇子だけ別格。
    登場回数が少ないにも関わらず、それを上手く表せるのも画力の高さを表している。

    • 1
  6. 評価:4.000 4.0

    女性の愛の本質を表す良作

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    主人公の転生ヒロインと、3人の義理の兄達の話。
    血は繋がっていないけど、ヒロインが唯一の女性として家族の中心となり、愛と信頼で兄弟達と家を守る話。

    兄達の個性がきちんと分かれていて、キャラが立っていて読みやすい。こんなイケメン達が兄弟っていいよね。

    長男ユージンとヒロインとの恋は、この話のハイライト。
    全ての家の重荷を背負う長男と、転生してその愛に気づいたヒロインが手を取り合って幸せを掴む。

    絵がとても幼くユージンの大人の魅力が伝わりにくいところと、所々、話が分かりにくい所があるのが難点。

    • 1
  7. 評価:4.000 4.0

    テルデオがカッコ良い

    ネタバレ レビューを表示する

    良くある転生ものと思いきや、一族の抱える「血の毒」と言う不安要素が大きく絡む(むしろ物語の中心)、サスペンス要素の強い話。

    ペレシャティが柔らかく優しいことで大公一族に溶け込んでいく過程は面白いが、途中から甘さがどんどん消えていくシビアな展開に。

    登場人物も良く、話も良いが、ストーリーと雰囲気が暗い。

    今のところ、ヒーローであるテルデオの活躍がなく飛車角落ちの感があるので、話の展開の速さが欲しい。

    設定とスケールは大きいので、期待大。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    復讐をするのは実は夫の方

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    良くある令嬢のビジネスサクセス自立系話(長いけど分かりますよね?)かと思いきや!!!
    本質が全然違う。そこがこの漫画の面白さ。

    ロザリン(ヒロイン)は平民だけど金持ち娘。
    非常に有能なのだが、女であると言うだけで父と兄に軽んじられ、商団の後継者の座にはつけない。
    代わりに父は倒産しかけの金のない王家との結婚を娘に持ちかけるのだった。

    初の平民として王家に入るが、プライドの高い王族に冷たくされ苦労するロザリン。
    最初はビジネスライクなギブアンドテイクの関係のつもりだった夫(皇太子)だけが、唯一彼女の味方となる。

    夫婦愛がとにかく尊い。
    基本的に辛い話のオンパレードなのだが、この夫婦の絆がしっかりとしているため成功を願ってしまう。

    途中、強いはずのロザリンが正気を失うほど辛い出来事があり、そこから皇太子がお飾りでなく力を発揮していく。
    妻子の受けた傷に復讐するのは、実は皇太子だった。
    彼は国そのもののあり方を変えていく。

    全てを覆す力。
    2人とも本当にお疲れ様でした。
    外伝では2人には是非とも幸せになってもらいたい〜

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    家父長制度の歪みを夫の愛が正していく

    毒親である父の歪んだ教育のため、自己肯定感の低く臆病で小心なマクシー(ヒロイン)。

    貴族の義務として彼女は父に無理矢理結婚させられるが、その夫(リフタン)は初夜を過ごすとすぐに出兵してしまい、新婚のまま3年間もマクシーは放置されてしまう。

    当然愛なんてないものだと思い込むマクシーだったが、突然戻ってきた夫はしごく当然の権利のように彼女を即日自分の領地にさらっていくのだった。

    イケメンで強くて優しい夫が、溢れるばかりの愛情をヒロインに注ぎ、徐々にヒロインが自己肯定感を育てていく話。

    恋愛ものと言うよりは、子育てものや教育もの近いジャンルかも??と思えるくらい、マクシーの自己評価が低い。
    いつまで経ってもオドオドと自信がない。

    家父長制度に押しつぶされ下位に位置付けられた女性にありがちな扱いなのだとは思うが、もうそろそろ漫画として方向転換と発展が欲しい。

    マクシーもリフタンも、周囲の人間もとても魅力的なのだから。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    ヒロインのキャラ設定が等身大

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    ビアンカ(ヒロイン)と夫との生き直しの話。
    特筆すべきは絵柄の美しさと、キャラクターがどれも等身大なところ。

    王室だの聖人だのの設定は諸々出てくるけれども、どれも小道具でしかなく本筋はヒロインの成長物語。

    怒ったり泣いたり悩んだりするヒロインの魅力にこのドラマのキモがある。

    夫のザカリーにも寡黙な魅力があるが、第二王子が本筋を展開させる鍵となる。
    非常に魅力にあふれた敵役で、もう少し掘り下げても良かったのでは無いかというのが少し残念なポイント。

    彼がある意味報われない終わりを迎えたところが気がかりだったが、最後に少し救われた?のかな。。。

    • 0
全ての内容:★★★★☆ 1 - 10件目/全17件

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